乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
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術後丸3年経過。

3年前の一昨日、
右乳房の全摘と同時再建をした。

3年前の今頃は、
筋膜剥離の耐えがたい痛みと
絶対安静臥床で体位変換もできず、
おまけに水を飲むことも禁じられていて
本当に苦しかったことを思い出す。


なんだか、とても遠い昔のようにも思える。
それだけ今の自分が回復して来たからなのだと思う。

昨年11月で、
2年続けたゾラデックスも終わり
(5年服用と言われたノルバテックスはあまりの辛さに中断。
もちろん主治医の了解をとってのことですが)
1年は残るよ、と言われたホルモン療法の副作用も
あまり感じなくなってきたかな…?

今年は春に引っ越しをして、
疲れも片付けもあったのだが
圧倒的に家で過す時間が増えた。

外の緑を眺め、
鳥のさえずりや木々のざわめきを聞いているだけで
何もしないでいても満たされた。

というより、
本当に満たされるというのは
何かをしているからではないんだなあ。
何もしていないことで満たされるという日々を
初めて(継続的に)体感した。

こんなに何もしていなくていいのか?
という不安や焦りももちろんあるにはあったが、
それすらもどこかに行ってしまうほどの
からっぽでいて、満たされた時間。

そんなことは生まれて初めてだった。

夏も暑すぎてアタマが働かない方が多かったけれど、
春の時間とはまったく違うものだった。

父の末期がんの看取り、実家の解体と売却、
そして自分のがんと、
この4年は
精神的にも身体的にも
大きな変化と負担が続けざまにあったので、
こんなふうに空っぽの時間があってもいいのだ、
とどこかで思ってもいた。

術後の1〜2年は
仕事をしつつも
体力、気力、再発や将来の不安などが
いちばん大きい時期なのでは?と思う。

特に心身の不調はいわれのない不安を呼ぶ。

周りを見渡せば後れを取ってしまった、という思いもよぎる。

けれど、それもありつつの自分を養う時間、という感じがする。
いいことばかりではなくて。


術後の方がいろいろな意味でつらく、
心身も過敏になっていたなあ。

あらためて、
この辛さを引き受けてくれ、
生き延びてくれた身体に感謝。

これからも
いじいじしたり
悩んだり
たくさんしていくけれど(笑)
それでも、
旅立つときまで
しっかりと自分の人生を生き切りたい。

今後の目標のひとつは、
死の前に如何に死を受け入れるか、
ということです。


死は卒業のようなもので、
すべての終わりではないと思っているから。


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
がんのこと、がん治療のこと、
そしてあらゆる病気から得られるギフトについて
もっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押して下さるとさいわいです♪



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by holyqueen | 2010-10-24 01:34 | 術後の心身の変化