乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
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カテゴリ:予後と仕事のバランス( 4 )

働き方は生き方、かな。

ちょっと忙しくなり、
ひさしぶりの日記です。

わたしの仕事は自由業のようなものなので
フルタイムではないけれど、
ひとりでやっていることゆえ
やらねばならぬことが同時期にかたまったりすると
そのときはめちゃくちゃ忙しくもなる。

また、仕事柄ゆえ、
心身のバランスを崩されている方にも
多くお会いする。

病を経過して、
自分自身の仕事の仕方を振返ることは
大きな課題のひとつでもあった。

先日、以前勤めていた
野戦病院のようなクりニックでの
(命に関わるような危機的な状況で生きて来た方が多かったので…)
同僚と久しぶりに会った。

ひとりは慢性疾患を抱えていて、
完治も見えず、服薬は一生続く。
また、更年期でもあるので
ホットフラッシュや中途覚醒、動悸などの症状があると話してくれた。
体調もあまりよくはないし、そうすると不安になるのよね、と。
(中途覚醒と動悸に関してはツムラの16番で非常に改善されたそうです)

そんなこんなで、
ちっとも完璧でも健康でもない私たちだが、
患者さんの持ってくる重いものは
やっぱり身体にも影響出るよね、
とか言いながら
この仕事をやめる気持がないのも
暗黙の了解だった。

もう、率先して野戦病院で勤務するつもりもないし、
そんなふうに仕事をしたら
自分の身体への影響が大きいのも分かっている。

ましてや競争原理、経済原理の中に
巻き込まれて生きることもできないし、しない。
(そしてそれは今の社会では
落伍者と見られるのだろうけれど、
それもどうでもいいことと思っている)

共通の友人で
自死してしまった同僚の思い出話をしつつ、
とにかくいつどのように死のうが
生きることを全うしないといけないよね、
と話した。

今ここを生きること。
自分自身の身体で感じることを
できる限りキャッチすること。
アタマの論理で自分をねじふせないこと。
社会の(組織や会社も含め)流れは経済と共に変化するものだから
それに流されないよう、
自分の感覚を失わないこと。
何だかおかしいな、と感じることを忘れないこと。

などをベースにやっていくんだよなあ、
とあらためて思った。

今までの付き合いの中で
独身で仕事をバリバリこなしている
キャリア系の友人も多いし、
出産して以来長い間専業主婦という友人もいるけれど、
正直なところ、
どちらのリアリティも
今のわたしには遠い感じがしていて
久しぶりの同僚とのひとときは
さまざまなことを考えさせてくれ、
自分を見直す時間となった。
それは、病とつきあいつつ
仕事を続けているひとだからこそ
できた話だったとも思う。

おそらく、
死ぬまで働く。
というより働けるだけ働くつもりでいる。
わたしの仕事が誰かの援助になるならば、
それは無上の喜びでもある。

根を詰めるとか、無理を重ねたりとか、
自分を追い込まずに
広い意味での「豊かさ」や「知恵」や「喜び」を
自分にも周りのひとにも
もたらしてくれるひとつの方法として、
これからも続けて行くんだ、と。


そしてこういう病を経過して得たことが
(今も健康状態への不安はあるけれど、それでも)
自分の仕事に広さと深みをもたらしてくれますように、
とあらためて思います。


いろいろなことや、いろいろなひとを思い起こしながら
苦しくても、生きるということは
やっぱりすごいことなんだなとしみじみ思った。


生きることを全うしましょう、みなさま。



☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2010-04-17 17:38 | 予後と仕事のバランス

今日は日帰りで大阪へ♪

本日は
大阪で仕事。

日帰りなのでちょっと大変ですが…

予定時間より
30分早く目が覚めました。
ほどよい緊張感だ…

一日、たっぷり身体を使って
身体とココロのバランスをどのようにとるのか
レクチャーしてまいります。

今日のテーマは
身体感覚をいかにつかむかと
グラウンディングするためのボディワーク。

関西へは何度か仕事で行っているけれど
トウキョウでセッションするよりも
なんだかノリが合う感じがするので
楽しみです。

参加者のミナサマには
自分の身体と徹底的に仲良くなってほしい。
自分の身体の訴えに気づいてほしい。

…コレを書いていたら
なんだかデジャヴ感がある…

どうもコレも夢で見た記憶が…!

ともあれ、
初回オペの一ヶ月後の
昨年の今頃を考えたら
こうして出張に出られることも
嘘のようで、
本当にありがたいです。

健康な人だけが
健康を語る権利があるのではない、と思う。

病気を経過したからこそ、
健康のありがたみや
いろいろなサインに気づける
という「ギフト」があるのではないでしょうか。

そんな知恵をシェアしたいし、
がんを経過中の自分に
もっとできることがあるのではないかと模索しつつ、
今日もセッションをしていこう。

ミナサマもよい一日を過ごされますよう!

☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-12-13 04:14 | 予後と仕事のバランス

術後の仕事復帰について

昨年の10/22に全摘&1次再建の手術、
そして10/30に退院した。

先日の患者サロンで
仕事復帰のタイミングについて
話が出たこともあり、
ふと自分の場合はいつからだったかしら?
と調べてみました。

退院してちょうど1週間で、
カウンセリングの仕事をしている…!

フルタイムではないとはいえ、
カウンセリングは
「聴く」ということに
とてもエネルギーをつかうものであり、
クライアントがヘヴィな状態であればあるほど
自分自身がニュートラルな状態で
いなければならない。

たかだか1週間で復帰していたことに
今思うとビックリ、である。

その週の仕事はカウンセリング2件のみだったが、
復帰の次の日、
都心までマザー・テレサの映画を見に行ったのだが、
電車に乗るのに不安を感じたことを憶えている。
(エキスパンダーを入れたばかりで、
患部に大きな異物感を感じていて
混んだ車両で人にぶつかったり、
ぎゅうぎゅう押されることが本当に怖かった)
その週末にはバンドの練習にも復活。
(もちろん体調はよくはなかったが、
復活できたことには喜びがあった)

運動指導の仕事には
術後3週間目で復帰したが、
身体全体が硬くなっていたこと、
患側の右側の腕の動きが
本当に悪くなったのに愕然としたこと、
そしてまだ精神的にも
ぼんやりしていたことなどを思い出します。

術後の仕事復帰のタイミングは
その職種や仕事内容にもより
いろいろなケースがあると思うけれど、
最初はやはり違和感がともなうものと思う。
そして、大丈夫と思ってやってみても
やはりそうではないことに
徐々に気づいてきたりもします。
個人差もあるけれど
自分で体験してみないとやはり分からないものです。

けれど
時間はかかっても
自分のペースが
新たにできてくる。

身体は嘘をつきません。
アタマの中だけで焦っても
イライラが募るだけなので、
歩調と呼吸をゆっくりするといい。

そんなこんなをしているうちに、
自分が生き急いでいたことに
気づいたりもしました。

今では右腕の可動域も
体力も
元通りとはいかないまでも、
かなり近いものになってきた。


術後のミナサマ、
どうぞ身体と充分に対話しつつ
仕事に慣れていかれますように。


☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-11-02 21:36 | 予後と仕事のバランス

舞台を降りること。

先日いただいたコメントから
いろいろ思うことがあった。

告知をされたあと、
おそらく誰も考えるであろう不安のひとつに、
今後仕事や生活をを今までのように続けていけるのか?
ということがあると思う。

そしてそれは私にとっても
最も不安な点であり、
鳥越俊太郎の発言であったか?
がん患者にとって
仕事に復帰できるかどうかが大きな問題であった、
という記述を読んだことが
印象に残っている。

自分の場合は
フルタイムの仕事ではないこと、
会社勤めのように
社会的にも法律的にも
休職を権利として認めたり守られたりしていないこと、
フリーランスな身の上ゆえ、
仕事を断るとそのあとに契約が切られる恐れ
などもあり、
手術の日程、
その後の休養期間も計算し
身体的にも負担となっていた仕事に関しては
やめる、という決断を下し
最低限の仕事を細々とやりつつ
現在に至っている。

たまに、がっつり
1年くらい仕事のことを考えずに
過ごしたいなあ、と思うこともたびたびあった。
同時に、仕事があるから
不安まみれにならずに
自分を保つことができるのでありがたい、
と思うこともあった。

しかし生活もある。
個人でやっているので責任もそれなりにある。

しかも自分の仕事柄、
調子を崩していたり
精神的な危機状態にあるクライアントもいるわけで、
それを見捨てる訳にも行かない、
というディレンマもあった。

まあ、こういう責任感もがんを引き起こす
原因の一つでもあったと思うけれど。

ただ、人生の中で
こういう時期もあるんだな、
ということは受け入れられるようになった。

病前の自分はもっと頑張らねば
仕事の存続ができないと思っていたから。

そして飛び飛びに短い期間ではあるけれど、
仕事という舞台を降りることも
(以前に比べ)できるようになった。

会社勤めの方も
休職、となると大きな決断がいることだと思うし、
そして、復帰に際しては
前のように仕事ができるのか、
フルタイムの仕事に、カラダが持つのか、
ということにもっと不安があると思う。
また、休職をせずに
仕事の合間に治療を続けている方も
大勢いるだろう。
私のような立場とは違う悩みをいろいろとお持ちだと思います。


今までの生活や仕事を中断するのは
舞台を降りること。
そしてそれはとても勇気のいることでもある。

でも、それも生きてこそなんだよなあ。

インスパイアを与えてくれた
R子さんに感謝を捧げます。

自分も大きな変化の真っ最中で、
なんだか今後の仕事のあり方や
選択の仕方が変わっていくような予感がしています。

まだ何をするのかはわからないけれどね。

☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-09-11 05:21 | 予後と仕事のバランス