乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2007年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧


クリスチャンではないけれど、
昔からゴスペルに興味があって、
今はクワイアに所属して歌っている。

07年の5月には
120人のマス・クワイアで歌うという大きな舞台があって、
1年前から練習をしてきた。

その間に父ががんであることがわかり、
一人では生活できない母の介護をし、
独立したばかりの自分の仕事を必死に回してきた。
人の健康をサポートする仕事であるのに、
自分はと言えば
毎日、体調も精神状態もぎりぎりのところだった。
それでも歌うことが私にとって
自分自身でいられる時間であり
「救い」のようなものだった。

歌を通して「大いなる存在」とのつながりを感じ、
無心になれる時間。
それは自我ではなくSELFそのものの時間。

けれど、告知の前後、
さすがに揺れることが多くなった。
車の中で曲を聴いていても
突然涙があふれてくる。
それも声が出そうなくらい、激しい感情とともにあふれてくる。

ゴスペルの練習のときも突然の涙の発作はあった。
もともとゴスペルは黒人霊歌と言われており、
アメリカでの不当な強制労働の苦しみや
生きていく辛さを歌っているものも多く、
共感できて当然なのだが…

とりわけ「More Than I Can Bear」という曲は
(神は私に乗り越えられる試練を与え給う)
メロディーや演奏もアメリカ南部のブルースのルーツを彷彿とさせるもので
この曲の練習中には何度も涙がわいてきた。
歌詞そのものが今の自分とおんなじ気持ち、ということだったわけだから。

さて、涙には「浄化」の意味があるが
「浄化」のための涙は
強い情動を伴わなくてもするっと出てくるのが特徴的。
そんな涙が、舞台で歌っている最中に出てきた。
練習中の涙はいずれも情動を伴ったものだったので、
これにはちょっとビックリした。

けれど、舞台を終えてから
明らかに自分の歌が変わったように思う。
何がどうとは言えないけれど…

仕事上のトラブルで精神的に疲れ果てていたし
仕事のことも病気のことも不安でいっぱい…
そういう時期に歌えたことに大きな意味を感じています。

感謝、感謝、感謝以外の何ものでもないなあ…


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 19:02 | ゴスペル

告知後の決意


乳がんという診断が確定してから、
最初にひとつだけきめたことがあった。

どんなことであろうと、
自分の中に生まれてくる感情や、感覚など
起きることすべてを
否定せず、ごまかさず、合理化せず
味わい尽くそうということだった。

すべての病は無意識と深いところで結びついていると思う。
病を得ることがどういうことなのか、
自分に起こっていることを見逃すまい、と思ったのだ。
そしてそれは
カラダ、ココロ、タマシイの観察でもあると思った。

転んでもただでは起きない、というのが
自分のモットーなので
この機会に自分に起きることを見ていくことは
自分の仕事にも行く行くは役立つはず、と。

そして告知されてから
何があってもこれはやり遂げよう!と決めたのが
大切にしている二つの「仕事」だった。

こういう性格だから右乳房のがんになる訳だよと
今は笑えるけれど…

☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 14:47 | 告知から手術まで

初診


07/5/8,

T病院にて初診。
お昼頃病院へ行けばよいとの指示だったが、なんと7時間待った…!!!

評判の高いDrであるのに加え、
連休明けであることがバッドタイミング。
4時間は待つと聞いていたけど…

私もへとへとだがDrもスタッフもへとへとだ(おそらく)。
問診、触診の後Drがエコーを撮る。それから移動してマンモ。

Drにまずエコーで診てもらい、その後レントゲン。
全体にぼんやりしているので患部の特定が難しいとのこと。
次回6/7にCTを撮り転移を調べ、
それ如何でさらにMRIを撮るとのこと。
それにより術式が決定。
PETは必要ないだろうとのこと。
このタイプは進行がゆっくりなので
あまり焦らずにじっくりいきましょうとのこと。
ただ、患部は思ったよりも広がっているかもしれない。
その場合には思いきってざくっととるようなるかも、と。
つまり全摘ってこと。

一昨年からあまりにいろいろなことが重なり
もう何が起こっても不思議はないので、
転移もある場合を想定はする。
死を想う。
死ぬとしたら私はどうしたいかを考える。

今は疲れているので
何もせず、海沿いでぼーっとしていたい、とか思うけれど。

☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 14:18 | 告知から手術まで

告知


07/4/16、

検査の当日は春にしては冷たい雨が降っていた。

今回はマンモ、エコーに加え生検をする。
エコー映像を見て
Drが悪性の場合はその組織部分が縦長であることが多いのだが、
ここに映っているのもそんな感じで非常にあやしい、と言う。
とりあえず生検の結果は10日後に聞くことに。

帰り道も、ココロここにあらず、という状態だった。

そして10日後。
「残念ながら悪性でした。大きさは11mmと8mm程度のものが
二つあります。幸いなことにあまり大きくないので、
厄払いと思って早くとっちゃえばいいでしょう」とのことだった。

そして病院の選定をDrに相談する。
やはり当初から考えていたT病院を薦められる。
(ちなみに某有名HPも聞いてみたけど
「医者の質が…」ということでした)
連休をはさんでいたので、予約日は12日も先に…

一番気になったのは
入院期間やオペのこと。
そして仕事のスケジュールのことだった。
個人で仕事をしていると、こういうときはつらい。

けれど、道筋がきまって少しほっとした部分もあった。
帰り道、心配してくれていた友人から電話がある。
その心遣いに少し泣きそうになる。

自分への景気づけ(?)に
前回クリニックの帰りに寄り道して一目惚れした
アナ・スイのお財布を買ってしまった…


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 13:03 | 告知から手術まで

告知まで


告知を受けたのは07年の4月。

けれども一昨年、定期検診でのエコーでひっかかり、
区の検診センターで改めてマンモとエコーの再検査をしたことがあった。
そのときは「腫瘤」疑いで、経過観察になっていた。
半年後もやはり同じ診断だった。

そして06年、同じく定期検診でひっかかるが
その春は自分の事務所を立ち上げたばかりであまりに忙しく、
検査に行く余裕がなかった。
春秋には半年ごとに検査、となっていたが
夏には父が肺と肝臓のがんで入院し、
一人では生活できない母を預かり、
自分と事務所の相方の仕事を回している状態だったので
秋の検査もすっぽかし…

昨年暮れに父が他界し、
その後は実家を整理して売却しなければならず
正月休みから、毎週末と仕事の合間は片付けに。
生まれ育った場所を自分の手で葬るということは
思った以上に切なく、物理的にもモノが溢れ返っており
ゴミと埃にまみれながらの作業だった。

また、初めての企業での講演という大きな仕事を抱え、
期限の4月までは、心身の疲弊がピークの時期だった。

そして4月、いつものように定期検診。
今回はエコーの画像を見たDrが、
一刻も早く専門機関で検査しろ、と忠告した。

その時点でおそらく可能性が高いと思ったので、
まずはどこでオペをしてもらうかを決めた。
結局、当初の考え通り、T病院に。

そして検査はその病院を紹介先に持っている
乳腺専門のBクリニックを見つけて
予約を入れた。

検査の前夜はよく眠れなかった。
前年から、公私ともに厳しい事態が続いていて不眠がちではあったが
輪をかけて緊張していたし、
可能性はあると思ってはいても
やはりそうでないことを願っていた。


c0154672_1414279.gif
[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 12:16 | 病院治療

予知夢


もう10年くらい前になるだろうか。

乳がんを告知される夢を見たことがあった。

夢の中で私は大変なショックを受けている。
胸の真ん中に衝撃波を受けたように感じたことを憶えている。

起きたとき、
ああ夢でよかった…と心底思ったものだった。

けれどそれが正夢になるとは思わなかった。
右胸であるということも一緒だった。

私のがんのタイプは、進行が穏やかで
ゆっくりと進むもので
ここまで育つのに8,9年かかっているだろうと主治医に言われた。

カラダの中の何かは、
それをすでに感じていたのかもしれない…

☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 11:41 | カラダとスピリチュアリティ

プロフィール


名前:魔女(まじょ!)
職業:カラダとココロとタマシイの橋渡しをするダンスセラピスト
好きな言葉:「実践することこそ愛」(byマザーテレサ)
尊敬のヒト:チェ・ゲバラ  マザーテレサ  エリザベス・キューブラー・ロス
座右の銘:「七転び八起き」(笑)

60年生まれ。
夫と猫一匹と暮らす。

生きていく上で、
踊ることと歌うことは欠かせない。
どちらも大いなる存在とつながるために必要不可欠。
そして歌の中ではとりわけGOSPELが好きで、
特別なものでもある。

病は自分の中に生まれてきたものであり
「病と闘う」、という気持ちはない。
私にとっては「病を得た」ことで
自分が何をどのように感じるかが
日々大切なことであり、
その観察記録がこのブログです。


c0154672_144591.gif


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2007-11-29 11:23 | プロフィール