乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
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<   2008年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

ことばから、いただく。

仕事先の病院で、
毎週いろいろな方にお会いする。

入院中の方を対象に仕事をしているので
その経過を身体と言葉を通して
見守るのが自分の仕事である、と感じている。

退院するという方が
セッションを終えてから
言葉をかけて下さる時がある。
この時間があってよかった、という人や
呼吸を深くすることが大事なんだと言うことがわかったという人もいる。
また入院するからいてね!という方もあるけど、
オイオイ、いいのかそれで(笑)

退院するにあたっては
不安を抱えているひともあり、
嬉しいと感じているひともあり、
いろいろだけれど、
少しでもチカラになれたり
不安の解消や認知の転換につながることようなことがあったと聞くと
とても嬉しい。

精神的な緊張が緩み、
やっと熱発できたことにもほっとしたが
(熱が出るのはカラダの毒出しなのであります)
状態がよくないと
自分の仕事に何か意味があるのかと思ってしまうこともある。

そんななかでも
仕事は楽しくできる。
病院のまじめなスタッフちゃんたちをを笑わせることも
私の大いなる楽しみでもある。うふふ。
(芸人根性、抜けてないので…)

そして患者さんからいただく
「ことばのごちそう」が
今の自分のいちばんの栄養源なのかもしれない。

ひとは
生かし、生かされなのですね。


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by holyqueen | 2008-09-24 23:02 | 日々の雑感。

この国の行方。

昨日、仕事から帰って久しぶりに熱発。
ぼんやりした状態でテレビを見ていたら
目を奪われた番組があった。

NHKスペシャル「映像詩 里山 森と命 響き合う自然」
というタイトルで、シリーズ3弾目だそう。

以下一部引用。
『今回は森がテーマ。滋賀県北部にはクヌギ、コナラだけでも
2万本と言われる広大な森があり、何百年に渡って人々が利用してきた。
かつては薪を採り炭を作っていた森では、現在はシイタケが栽培されている。

はるか悠久の時を超えて森が存続してきた背景には、
ある秘密=知恵が隠されている。伐採の際、人々は必ず切り株を残しておく。
すると、そこから“ひこばえ”と呼ばれる若い芽が勢いよく萌え出し、
20年ほどで再び利用できるようになる。繰り返し伐採されたクヌギは、
根元が大きく変形し、地元で“やまおやじ”と呼ばれる、
大きなウロの開いた独特な姿となる』

この森には熊やミツバチ、ヒキガエル、カブトムシなど
さまざまな生き物が連綿と命をつないでいる。
そしてそれらのものと人間がお互いに連鎖しながら
共存しているのだ。

まずはその映像美、カメラワークのテクニック、
そして定点カメラによる長い期間をかけての森の推移などの
表現に目を奪われた。

けれど、見終わっていちばん感じたことは
「これが人間が本来あるべき姿なんだな」ということ。
森に暮らす人々は
森からのたくさんの恵みをいただいているが、
奪うだけでなく、返すべきものをきちんと返しつつ
森とともに生きている。
そこに一方的な「消費」は存在しないし、
人間にとっての便利さだけの追求もない。

シイタケの栽培のために伐採されたクヌギの薪は、
森に返され朽ちていく。
そこにカブトムシの幼虫が育ち、
イノシシがやってくる。
などなど、
すべてが循環しているのだ。

「これが真っ当な暮らしってもんだよね」と思わず呟くと
ツレが大笑いして
「20年前はそんな台詞は出なかっただろうな」と言う。
…いや、その通りですが。

けれど、
「便利」なことが人間をダメにしてきていることも
肌で感じている。

食肉偽装から始まり、
輸入食品の毒物混入と、
今や安全で安心な食品は
生産者から直接購入するか
自分で作る以外ないな、と感じる人も多いだろう。

今日、晴れて(笑)自民党総裁となった麻生氏は
「日本はまだまだ不景気だ」とおっしゃっておられたが
今後の方針は「景気回復」ということになるのだろうか。

2002年のデータでは
日本の食料自給率はわずか40%。

フランス 130%
アメリカ  120%
ドイツ    90%
イギリス  71%
韓国      50%

先進国と言われている中では、
最低レベルであり、
おそらく今でもそうなのだろう。

また,
2004年のデータでは
農産物輸入総額が396億ドル。

こちらもそう変わりはないだろう。
また、ころころと入れ替わってきた
総裁の方々のマニフェストを聞いても、
食料問題に関する政策が出ていたのか?
残念ながら、自分には記憶はないが…

食べることは生きることに直結している。
災害や戦争で日本の中枢のインフラが分断されれば
食料が不足することは目に見えている。

毎日普通に食べている豆腐も、
原料の大豆はほとんど輸入に頼っている。

父母は戦時世代であったし、
食糧難というものが
如何に人の心をすさませるものかも
想像に難くない。

仕事のニーズがあるから都会で暮らしているものの、
やはり都会暮らしの限界を感じてしまう。

そしてこの日本の閉塞感にも。

今の自分の仕事の中で、
できることをしていくしかないのだが…


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by holyqueen | 2008-09-22 21:03

落ち込みの乗り切り方

先日の診察で
主治医に
「プチ鬱…」と言うと
(いやほんとはプチではなかったのだが)
「僕もね〜、」と
大変な事情を話され始めました…
大丈夫か、主治医!
「カウンセリングを受けないといけないですね〜」と切り返す自分(笑)

その後、漢方処方をしてくれるDr.には早朝覚醒などがあることを
話すことができた。

ゾラデックスの副作用であることは明らかだし、
もう仕方なく受け入れています、と言うと
薬剤投与によるものが原因なので
薬剤を使って対処する手も考えていいんじゃない、
と言ってくれました。
とりあえずは睡眠確保で様子を見ようと言うことに。

薬剤のせいだけではなく、
ただでさえ病があるのに
現実的な場面でトラブルが起こったり、
不安を喚起することがあると
抑うつ的になったりする方も多いかと思います。

自分の場合は(漢方処方以外では)こんな感じ。

1.処方された眠剤と抗不安剤でひたすら寝る
まずは睡眠の確保。そして考えない時間の確保。

2.現状を書き出す
混乱したり、感情過多になっているときは
書くことで落ち着く場合がある。

3.話せる相手がいる場合は話す
ただし病気や現状に理解のない相手の場合、
返って疲労感を感じる場合があるので時と場合によりけり。

4.目的を持って出かける
自分の場合は家にいると気分転換しづらいので、
何かのセッションを受けにいく、などの目的を持って出かける。
  あらかじめ予約しておくと、その日少々具合が悪くても外出できるので。

5.新しいことにトライしてみる
やってみたことのないこと、
教わること(いつもは教える側なので)で
集中できるということが利点。
一つの考えにぐるぐる囚われないですむし、
発想や視点の転換になる。

6.身体感覚への刺激を高める
考えちゃうと辛くて出口が見えない時は
カラダを使うことがいちばんいい。
て、そういう仕事なのですが(笑)
自分の場合はアロマセラピーのトリートメントを受けるのは至福…

7.いろいろなセラピーやワークショップを試してみる
先日もエネルギーヒーリングを受けてきました。
呼吸が深くなって、カラダが緩み、眠気が出てきたのを
その場で実感。気の通りはいいと言われる。
でも大分溜まっていたらしい。
「とにかくいろいろ溜まっていたので抜きました」と言われた(笑)

8.ちょっとした贅沢をしてみる
ブランド物にも興味はないので、
私の場合は「おいしいものを食べる」になりました。
いや、たいした金額は使わないけれど。
おいしいものは「感覚」を刺激する。
病前は、飲みにいく、踊りにいくというのが
ストレス解消の定番だったけれど、
いずれもハイになるためのものでもあった。
今はハイにならなくても、静かなひたひたとした時間を過ごしたい、
という方が多くなったので。
 
9.自然の中で過ごす
天気にも左右されるけれど、
エネルギーがもらえるのは確実…!

10.勇気や示唆を与えてくれるものを読む
元気がないときにあまりに前向きなモノは読めない。
けれど、何かしら与えてくれるものと出会うことがある。
自分の発想から抜け出すための何か、というものは意味深い。

こうして書いてみると
アタリマエのことばかりだけれど、
日常、知らないうちにパターン化している自分の習性を
見直せることが大事なのかな、と後半の記述で思う。

ミナサマはどんな方法を使っているのでしょう。
よろしければシェアして下さいね。
 
 
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by holyqueen | 2008-09-19 22:15 | がん患者のケア、セルフケア

へろへろですが…

仕事やら何やら
あまりに多くのことが起こりすぎている現在、
へろへろですが。

コメントをいただけることは
本当に嬉しく、
感謝です。

たぶん、このブログを
訪れてくれるひとは
何らかの病を抱えている方が多いと思います。
(いや、わかんないけど…。それに、
そうでない方のコメントも歓迎です)

だからこそ、
共有できるものがある場合もあるし、
もちろん、そうでない方も
病を得ると
いろんな変化が起きることがあるんだ、
と思って下さることがあれば嬉しいです。

そして、周りの
病を抱えている人たちへの
思いやりを持って下されば
なお嬉しい。

もっと愛し合おうぜ〜!
(清志郎サマの口調で(笑))

思いやりとは想像力。
想像力は
人間にのみ与えられたもの。

神戸の地震の後は
トウキョウの地下鉄の中でも
誰かが気分を悪くしたり、
倒れたりしたひとへの思いやりが
自然にありました。

今は…
…寂しいことだなあ。

ひとは一人では生きられない。

私も、できる範囲で
やれることをやっていこうと新たに思うこのごろであります。


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by holyqueen | 2008-09-14 00:23 | 日々の雑感。

舞台を降りること。

先日いただいたコメントから
いろいろ思うことがあった。

告知をされたあと、
おそらく誰も考えるであろう不安のひとつに、
今後仕事や生活をを今までのように続けていけるのか?
ということがあると思う。

そしてそれは私にとっても
最も不安な点であり、
鳥越俊太郎の発言であったか?
がん患者にとって
仕事に復帰できるかどうかが大きな問題であった、
という記述を読んだことが
印象に残っている。

自分の場合は
フルタイムの仕事ではないこと、
会社勤めのように
社会的にも法律的にも
休職を権利として認めたり守られたりしていないこと、
フリーランスな身の上ゆえ、
仕事を断るとそのあとに契約が切られる恐れ
などもあり、
手術の日程、
その後の休養期間も計算し
身体的にも負担となっていた仕事に関しては
やめる、という決断を下し
最低限の仕事を細々とやりつつ
現在に至っている。

たまに、がっつり
1年くらい仕事のことを考えずに
過ごしたいなあ、と思うこともたびたびあった。
同時に、仕事があるから
不安まみれにならずに
自分を保つことができるのでありがたい、
と思うこともあった。

しかし生活もある。
個人でやっているので責任もそれなりにある。

しかも自分の仕事柄、
調子を崩していたり
精神的な危機状態にあるクライアントもいるわけで、
それを見捨てる訳にも行かない、
というディレンマもあった。

まあ、こういう責任感もがんを引き起こす
原因の一つでもあったと思うけれど。

ただ、人生の中で
こういう時期もあるんだな、
ということは受け入れられるようになった。

病前の自分はもっと頑張らねば
仕事の存続ができないと思っていたから。

そして飛び飛びに短い期間ではあるけれど、
仕事という舞台を降りることも
(以前に比べ)できるようになった。

会社勤めの方も
休職、となると大きな決断がいることだと思うし、
そして、復帰に際しては
前のように仕事ができるのか、
フルタイムの仕事に、カラダが持つのか、
ということにもっと不安があると思う。
また、休職をせずに
仕事の合間に治療を続けている方も
大勢いるだろう。
私のような立場とは違う悩みをいろいろとお持ちだと思います。


今までの生活や仕事を中断するのは
舞台を降りること。
そしてそれはとても勇気のいることでもある。

でも、それも生きてこそなんだよなあ。

インスパイアを与えてくれた
R子さんに感謝を捧げます。

自分も大きな変化の真っ最中で、
なんだか今後の仕事のあり方や
選択の仕方が変わっていくような予感がしています。

まだ何をするのかはわからないけれどね。

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by holyqueen | 2008-09-11 05:21 | 予後と仕事のバランス

受け入れてやり過ごす。

先日、久しぶりに裏主治医と
密かに自分が名付けた鍼灸師さんのところへ。

昨年の告知以来、
ずいぶんとお世話になった。

西洋医学の主治医は
専門に基づいた科学的な見地から
見立てをし、治療に対する判断を下す。

そしてその主治医も私が選んで訪れたわけであり、
その判断や治療に関しては
質問を入れつつ確認をし、
基本的に信頼できる部分も感じたからこそ
そこでの治療を続けている。

だがそれはあくまで
現在あるがんをどうするか、
切除した後の治療をどうするか、
という西洋医学の
「症状に対しどう対処できるか」という
発想が前提となっている。

私自身はそれと同時に
代替医療を選択していた理由に、
その症状の後ろにあるものは何か、
自分が病になるということに
どんな意味があるのか、
ということを考えたからであり、
そこに向き合うことで(つらいけれど)
自分の今までの生き方や
癖、思考や生活を見直すことが必要と感じられたこと、
また心理的な要因も大いに関係していると
思ったからである。
そして何より、
自分の身体の中で起こっていることを
医学的に説明されても
実感として捉えられないことであり、
不安でもあった。

なぜこの病になったのか。
食生活や遺伝や生活習慣だけでは還元できないことが
あるのではないかと思ったから。
そして、カラダからどのようなメッセージは
発せられているのか、
それをOリングテストなどで見てくれたり、
カラダに起きるさまざまな小さな症状、
今抱えている不安などについても
話したり、
ヒントをもらうことができ、
昨年は大分助けていただいた。

東洋医学やエネルギーの見地からすれば、
病への考え方はまた違うので、
違う角度からも自分の状況を見たかったのである。

久しぶりに行ってみると
カラダへの問診では
「憂鬱」の反応が出ているという。

このところ、
自分の関わる集団で
いろいろなことが起きているので
それはそうだろうな、と思った。

そして抑うつ感の出現に関しては
気分などではなく、
ホルモンの影響である、ということを言われた。

お〜。なるほど。
だとしたら自分のチカラではどうしようもないんだな、
と思った。

昨日も、突然に抑うつ的な感覚に襲われた時
これももうしばらくつきあっていくしかないな。
落ち込むことも受け入れよう、とふっと思えた。

そうしたらそれ以上にいやな気持ちになることはなかった。


社会的にも福田退陣や
事故米の偽装転売など
問題が表面化していることが続いている。
(昨年から今年は本当にそういうことが多いですね)
なんだかあらゆるところで
そういう時期なのかもしれない、とも感じた。

自分の周囲や仕事関係でも
それまでに暗黙のうちにあった問題が
表面化している。
それ自体はつらいことではあるが、
悪いと言い切れることでもないし
隠蔽されたまま見ない振りをして
進行していくのは不自然だ。
(実際はその方がよくあることだが)

一見、悪いように見えることでも
表面化してくることで
問題意識が広がり、
改善の方向に向かうことはず、
と根拠のない確信めいた直感があれば、
自分はそれを信頼する。
実際、いい方向になることも多い。

ただ、問題解決には
多大なエネルギーを使うのと、
自分のことだけを考えていればいい、
ということではなくなるわけで、
関わる人たちのあらゆる可能性を考えつつ、
先や流れを読みながら対処する部分もある。

そんなこんなの時間を送っていたら
自分にとってイエローカードである
中途覚醒や、早朝覚醒などの症状も
復活…

でも、それも仕方のないこととして
今は受け入れようと思う。

明日は猫のように、
ぐうぐう惰眠をむさぼりたい、
というのが今のささやかな願いです。


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by holyqueen | 2008-09-11 04:37 | 病院治療

SHOW MUST GO ON…

以前の仕事仲間から
ライブのお誘いが来た。

彼女は歌手であり、
ボディワーカーでもある。
以前、私の主催する合宿でも
講師を務めてくれたことがある。

自分のための時間をちゃんととろう、と
この何日かの間に思うことが多かったのと、
家にいても気分転換できにくいので
雨の中、ライブ会場に足を運ぶ。

ステージの最初で
ユニットを組んでいる女性が
体調を崩したため、
急遽さまざまなゲストを迎えてお送りします、
というトークがあって始まった。

楽しいステージだった。
SOUL,オリジナル曲からピンクレディーまで(笑)
バラエティに富んだ構成で、
何にも増して彼女のMCがとても上手で
(曲の間のトークのことです)
くすぐりを知っている。
これは本当に上手い人と下手な人がいるわけです。
あまり気分がすぐれなかった自分でしたが、
気持よく聴かせていただいた。

おそらく相方が倒れたことで
歌うはずだった曲や、曲順も
何もかもチャラにして組み直したのだろうということは
舞台上がりの自分にはわかったけれど、
そんな裏事情はみじんも感じさせない、
プロに徹した舞台だった。

終わって出てきた彼女にハグをし、
差し入れを渡す。
ほんの少ししか話さなかったが、
実は、相方の家族が急逝したのだ、と言う。
そして相方は今日のステージを見に来ている、と。

…何も言えなかったけれど、
彼女がどんな必死な思いで
舞台を組み替えたかが
その目を見て、とても伝わってきた。

開いた幕は、閉じるまで
舞台は続けなければならない。
たとえ何が起ころうとも。
というのが標題のコトバなのです。

それが舞台人の宿命でもあるし、
それを表に出してはいけないのだ。
舞台はお客さんを楽しませるためのものだから。

楽しかったけれど、
なんだか切ない思いで帰路についた。

今までの自分は絶対にその選択をすると思う。
けれど、がんになってからの自分はどうかな。

…やっぱり、やるときめたことはやるな。
いちばん好きなことだから。

でもそういう自分でいることで
すっかり元気、と勘違いされるのも
なんだかなあという悩みもあるこのごろです。
切ったからもう終わったよね、と思われているだろうし、
けれどいちいち副作用やら再発リスクやらの説明も
できればしたくない。

元気に見えるのって、ある意味損なときもあるかもなあ。
そう思う方も多いのでは、と思います。


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by holyqueen | 2008-09-08 00:53 | 日々の雑感。
友人に誘われて高野山カフェなるイベントに行ってみた。

c0154672_23174873.jpg


会場に入ると、お香のかおりが漂い
(うちで毎日焚いているものとは違う高級な香り…)
それだけでも気分が良くなる…!

真言密教の総本山、正式には
高野山真言宗総本山金剛峯寺等の主催で
首都圏の若い女性層をターゲットに開催されたそう。

入り口には既に行列ができている。
午後に2回行われる声明ライブの当日券待ちだった。
我々も、そのライブを目当てに行ったのだが
その人気ぶりにびっくり。
そこで知人にバッタリ会ったのにもビックリ。

以前から声明は大好きで、
天台、真言、またグレゴリオ聖歌とのコラボなど
お寺や劇場で時々見て来たが、
決して広くはないイベント会場で見るのは初めて。
幸い、入ることができた。

僧侶は6人と、今まで見た中では一番ミニマムな人数。
会場はダンススタジオだったので
残念ながら音の反響がない。
けれども1時間ほどのライブを聴いているうちに
だんだんその世界に引込まれていった。

c0154672_23225053.jpg


↑コレは阿字観本尊軸と言われるもの。


声明は独特の旋律を持っているが、
聴いているとその旋律の中で
自分が空っぽになっていくのが気持いい。
「聴く瞑想」、のような効果が自分にはあります。
声の振動が波となり、
胸のチャクラを通って、背中に抜けていく。
途中から、仏教の瞑想法の一つである
「軟酥の法」を思い出しつつやってみたり、
そのあとはなんとなく手を合わせたくなり、
そのままに聴いていた。
何かを祈るのではなく、その姿勢が気持よかったのだった。
1時間があっという間でした。

このところストレスまみれの生活だが(泣)
終わった後は肚も腰も気持も落ち着き
どっしりとした感じがあった。

何かで「一日の中で魂のための時間を持ちなさい」
と書いているのを読んだけれど、
まさにそんな時間だった。

何も考えない。
呼吸をしながら、
ただ、そのままでいること。
自分の身体とともにあること。
That's All、が気持いい。

そして、やはり「カラダを通した」体験は
一番実感を感じられ、心身の変化も分かる。


他にも写経や
阿字観という、
真言禅ともいわれる瞑想法のワークショップもありました。
残念ながら今回は出られなかったけれど、
次回は体験してみたい。
今年で2回目だったそうです。

c0154672_23232728.jpg


ミナサマも
ココロが空っぽになる
タマシイのための時間が持てますように。

ああ、本当の高野山に行きたいなあ…



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by holyqueen | 2008-09-07 23:53 | カラダとスピリチュアリティ
突然、姪から連絡が入り、
ネイルアートをしてくれるというので彼女の家へ。

残念ながら病院勤務という身ゆえ、
手の指にしてもらうわけにも行かず。
足の指にしてもらうことに。

建築やインテリアについて勉強中の彼女は、
もともと美しいものが大好きで
ネイルやまつげエクステのスクールにも通ったらしい。

彼女のプランではブルーだったが、
(そしてそれはまさに今の自分の気分にぴったりだったのだけど)
裸足で仕事をする身としては
もうちょっと目立たないように、
ということでゴールドになりました。

丁寧に、フットケアをしてもらいながら
いろいろな話をする。
彼女と私は前世、ホグワーツでの教師と生徒(笑)
ということになっているので
最近体験したシンクロにシティーや不思議話などをする。
いや、我々には不思議でもなくてアタリマエだったりするのですが。

ここにも書いたけれど、
彼女はとても直感的で
しかもビジュアライズされたものを見たり、感じたりすることも多い。

亡くなった父の存在を自分の部屋で見たり、よく感じていた時期があったり、
受験勉強中に友人から遊びの誘いがあると
いきなり胃をぐっとつかまれたような痛みがあり、
小一時間ほどもするとけろりと治るということが
何回かあったと言っていた。

父の湯灌のときも同じことが起きたそう。
きっと、見てほしくなかったんだね、と見解を話したら
彼女の母(私の妹)も同じことを言っていたそう。
それにしてもちょっと乱暴なやり方だけど(笑)

そんなことを話すうちに
足の爪はデコられ、きれいになっていました…!

彼女は小さい頃から美的なセンスがとてもあり、
絵も抜群にうまかったのだが、
親の指示する進路を選びそうな時期もあり、
とてもはらはらしていた。
その道は彼女には向いていないと
父も私も感じていたからだ。

才能の芽がある、ということがわかっていたし、
才能があるというのは実は大変な道を歩むということでもある。
「芸は身を助く」というコトバがありますが
そのあとに「身の不幸」というコトバがつくと知ったのは
20代後半のとき、人生経験豊かなあるオバサマからの指摘で。

でもそれにも肚を括って生きていけそうに育ってきたのを感じた。
居酒屋で話しながら
自分にムスメはいないけれど、
大人になったムスメと飲む幸せを感じるオヤジの気分が分かった(笑)

でも、カラダのどこかをケアしてもらって
きれいになるって本当に大事。
それでけっこう気分が盛り上がる訳ですね。

美しいことは気持がいい。
いくつになっても、
誰にとっても、
病気であっても。

というわけで、
まつげエクステとアートメイクも検討してみるか…と思ったり。
お化粧が面倒なときにはいいだろうなあ。


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by holyqueen | 2008-09-05 02:06 | がん患者のケア、セルフケア