乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
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この冬のスグレモノ。

昨年の術後ほどではないが、
やはり気温が下がってくると
冷えるのがコワイ。

ゆず茶、キムチ、鍋物、とうがらし、ねぎ、しょうが紅茶などは
以前からの冬を乗り切るマストアイテムでありますが
(食べ物ばっかり…)

今年、試してみてリピート中なのが
ユニクロ・ヒートテックシリーズ。

もうお試しになった方も多いかと思いますが、
薄い/軽い/暖かい。
肌触りも着心地もよい。
そして何より安い!
一枚1,000円ですもの。

デザインも、
タートル長袖/U首八分袖/半袖/
キャミソール/カップつきキャミソール
タイツやハーフタイツなど
選べるのが魅力。
素材にフィット感があるので、アウターにも響かないし、
濃い色ならアウターとして使うこともできるので一石二鳥。
(今まで使っていたストッキング素材のインナーは
暖かいのだが裾が巻き上がってくるのが難点だったし、
爪を引っかけると穴があいたりで…
しっかりした素材だと締め付け感があったり)

これは便利で暖かい!
半袖、八分袖ともう3枚購入してしまった。

難を言うならば、カラー展開がもっとあるといいかと。
(現時点では黒/パープル/白/ベージュだったかと思います)

この冬、ちょっとハマりそうであります。
NYの友人にもオススメしてしまった。

提灯持ち記事ではありません(笑)

☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-11-29 13:32 | 日々の雑感。
ここからの続きです。

当日、自分のテーマは
自分の中にある罪悪感にしようかな、と決めて
ペアの相手に(今回は彼女がシッターとなる)話し、

横になり、ゆっくり呼吸をし、
体全体を意識する。

以下は自分の身体感覚、ビジュアライズされたイメージの体験です。
こうしようと思ってするものでもなく、
流れにまかせていて出てきたもの。

********

…足首に、何かが巻付いているような
いつもと違う感じ。

手のようなもの。
黒っぽいが嫌な感じではない。
誰かが、もう少し待て、と引き止めているような感じもする。
じっとそれを感じていると、
足の裏から強くエネルギーが出てきた感じ。
足の裏にスリットができ、
そこから噴き出している。
なんだか鉄腕アトムのようで、
これは「飛ぶ」ためのものかな、とふと思う。
足裏の下に、円く白いエネルギーボールができている。
足首に巻付いているものも、
ギリシャ時代のようなサンダルを履いていて、
その革ひものような感じに変わっている。

気づくと、手のひらの内側にもエネルギーボール。
誰かにこれを分かち合いたい気持ちになり、
シッターに正面から受けてもらう。
1回目、ベールをかぶせるような感じ。
2、3回目。手のひらの状態が変わり、
きらきらした星屑のようなエネルギーに変わる。
彼女はそれを見事に言い当ててくれる…!
そして「とてもいいエネルギーをもらった感じがする」と言ってくれる。
(以前よりエネルギーが強くなっているのを自分でも感じたけれど、
シッターさんが言い当てたのにもビックリ)

手のひらと足の裏から出ているエネルギーは、
胸の辺りでxのカタチにクロスしていて
それが手足それぞれから流れ出ていることを感じる。
そしてそれはぐんぐん外にまで伸びて行っている。
『ああ、私はとても自由なんだ!』と思う。
自分の中に何があろうと、
こだわらずにこのエネルギーを生きればいい、とふと思う。
すべてがそれでOKなのだ、と感じる。
(このクロスのカタチは以前、江ノ島で雲の写真を撮ったときにも
出てきたもの。以前のブログにアップしています)

しばらくすると
身体が軽くなってきて
浮いている感じがある。
目の前に雲が見える。
空に浮いているらしい。
しばらく雲と空を眺める。
穏やかな空。
どうなるのかな、と思っていると
宇宙が見える。
宇宙の中に浮かんでいるらしい。
藍色の空間の中にたくさんの星が見える。
とてもきれい…!

そして、はるか下方に地球があり、(本当に美しい星でした)
そこから3本のくっきりとした白い光が放射状に伸びていて
私の背骨の3カ所に入っているのが分かる。
(放射状であること、3本ということに何か意味があるように感じる)

ああ、私は地球からエネルギーをもらっているんだな…と思う。
すると大地のことが思い起こされ、
目の前にアフリカのような、赤い土の、地平線の見える土地が見える。
自分が大地のエネルギーになる。

そして声を出したくなり、声を出す。
何度も。いろいろな声を出してみる。
出す声により、身体に響く場所が変わる。
そしての響きそのものが身体への「癒し」であることをリアルに感じる。
(ワークをしていて声を出したくなったのは初めて)
シッターがどんなイメージで声を出しているの?と聞いてくる。
大地の声、と答えると
彼女が「アフリカみたい」と、またシンクロ。

それが終わると何も出てこない。
「無」になった、と感じる。
「無」の状態を味わう。
からっぽで、とても気持がいい。
そこにいるだけ、である。
シッターもそれを一緒に味わっていた。

しばらくそれを味わっていたら
なんだか手足が重くなってきて
「老衰かなにかでもう動けないおばあさん」のようだと感じる。

手足がだるい。重い。ぴくりとも動かせない。

シッターに頼んで、チョコレートを小さく割って食べさせてもらう。
どこももう動かないが、最低限、口に入れることができる。
チョコが口腔の温度で溶けて行き、食道を流れて行くのを感じる。
二つ食べる。それでもう欲しくなくなった。
途中に感じていた空腹感はもうない。呼吸も浅い。
(ふだんは誰よりも呼吸が深い自分です)

手足がだるいので、シッターにお願いして
身体のいろいろなところ、そして
手のひらなど、
好きにさすったり撫でたりしてもらう。
手つきはおぼつかない感じだが、
一生懸命してくれているのを身体で感じる。
(父も抗がん剤をかけていた時期は、
これのもっとひどい状態だったな、と思う。
身の置き所のないだるさ、苦しさ。
そして行くたびに私は身体をさすり、
それで父がやっとすやすや寝入ることも多かった。
夜、父は一人でいると眠れないことが
しばしばあったらしい。
おそらく死への恐怖が強かったのだと思う)

シッターに体位を変換してもらう。
横向きにしてもらい、そのままそれをじっと味わう。
何の感情も起こらず、その身体を味わう。
(高齢者が寝付いたりしていると無表情になっていることがあるが
実は自分の身体や近づきつつあることを感じているのでは、とこのとき思う)

自分で仰臥位に戻る。

「もうそろそろ死ぬので最期にお水を飲ませて下さい」とシッターに頼む。
少し動揺した気配が感じられる。
が、水をとりに行ってくれ、「どうしたらいいですか?」と言うので
「アタマと上半身を起こして下さい」と指示して、
紙コップの水を飲ませてもらう。2回。

そして
「もう死にます。最期のお別れをしてくれる?」
とお願いして死ぬ。

シッターは、私の身体に触れたりしていたが、腰の辺りに抱きつき
ずっと洟を啜っている。悲しみのエネルギーが伝わってくるが、
ああ、ちゃんとお別れをしてくれているんだ、と少し嬉しい気持になる。

そこで思わず声が出て笑ってしまう。
おそらく、え?と思ったであろうシッターに
「あのね、死んだらとても楽なの!」と伝える。

そして「柩に入れて下さい」と伝える。
手も組ませてくれ、足先もそろえてくれる。
あるべきカタチになった、という感覚がある。
「お花を入れて下さい」と頼む。
「白い薔薇、チューリップ。」などと言いながら、
彼女がお花をたくさん入れてくれる。
自分の周りをお花で飾ってもらうのは嬉しいものだなあ、と感じる。
(入れる側の時は悲しみに暮れているだけだけど、
入れてもらう側の体験が新鮮!)

柩のふたを閉じてもらい
そして焼かれる。
ふたの裏を走る火が見える。そこで途切れ、
また無になり、灰になっている。

ほどなくして、灰の中から、新しい自分が動き出す。
わずかに身体が動いて行く。
手の先や、足先が動いて行く。
全身に動きが広がり、
うつぶせにまるい姿勢になる。
背中がぶるぶるっと動き出す。肩甲骨の辺りがもぞもぞし、
腕が動いて行く。
翼のように。
そし背中が立ち上がり、翼が開かれて行く。
(あとからシッターさんが『とても大きな翼でしたね。きれいな動きでした』と言ってくれる)


以上でした…


終わって、シッターと話す。

彼女のご家族が亡くなったとき、
彼女はまだ自分のことで精一杯の年齢で、
ご家族のケアを充分にすることができなかった、
そしてそれを後悔していたので
今回それができたような感じがしたということと、
「死ぬと楽」という言葉を聞いて
とても気が楽になった、と涙ながらに伝えてくれた。

また、シッター役がうまくできるか不安だったので、
出かけるときに「後ろの人(ガイド)に一生懸命お祈りしてきました」
と言ってくれたのを聞き、
嬉しい気持になる。

途中から、自分のためだけでなく、
彼女も巻き込むワークになるな、という気がしていたが
象徴的な死がこんなふうに彼女の中とつながっていたのか、と思う。
そして私の感覚に非常にシンクロしていたのを感じていた。
とても感応力の強い女性だった。

帰る準備をしていたとき、
隣のチームの女性が
「これ、落としていませんか?」とカード2枚を手渡してくれる。
持参していたエンジェルカードだった。
しまうときにこぼれたらしい。

ありがとう、と受け取ると
「光」と「恩寵」のカードだった。

カードの解説:
「光」  あらゆる生命の本質は光です。暗闇を明るく輝かせる力はあなたの中に、
いつも、いつまでも。

「恩寵」  現実は恩寵です。感謝して受け入れ、嬉々として関われば
見事な計らいとなって現われ続けるでしょう。

…まさに今回の「ギフト」だったのだな、と思う。
そしておそらく、がんという病を得て、
それに取り組んできたことへの。


その4に続く。

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by holyqueen | 2008-11-27 19:43 | カラダとスピリチュアリティ

副作用はまだ続くのか…

本日、病院の患者サロンへ。

治療仲間さんに
今月の診察を休んじゃって、と話したら
いけませんよ〜、
2週間までなら注射は大丈夫だから、
と教えていただき
ワーカーさんからDr.につないでいただき、
夕方、ホルモン注射に駆け込み。

Nさん、Oさん、どうもありがとうございます。

注射後、
臨時で注射してくれたDr.が
「痛かったら皮膚に貼る麻酔剤出せますよ」
(注射前に貼っておけば針刺しのときに痛みを感じずにすむ)
と言ってくださったが、
大胸筋と筋膜を剥離した時の痛みに比べれば
これしきのことは何でもないです、と答えました(笑)


今月に入ってから
かなり体調が回復してきているのを感じている。
今日も、気がついたら
駅の階段を爪先立ちで登っているのに気づく。
けっこう長いこと、
カラダの重さを感じていて
それができなくなっていたけれど。

日曜は久しぶりに
所属バンド(現在自分はお休み中)のライブを
客目線で見るという体験をし、
そのあとの打ち上げで
ものすごく久しぶりに
電車もとうに終わった時間に帰宅。
翌朝は仕事だったけれど、
無事それも完了。

と、ご機嫌な日々でありましたが
注射の後すぐに
アタマが重くなり、
おまけに混んだ電車に乗ったので
気分が悪くなる。

体調が悪い時なら気づかないが、
不調が軽減されてきたからこそ、
敏感にそれが分かるんだな、と感じた。

ああ、やはり副作用からは
まだ逃れられないのかしら。
これさえなければ、と思うのだが
仕方がないですね。

友人たちには「大分元気になってきたよ」、とも言えるようになったが
注射の後はまだそうは言えないのかな…と思う。

事故で足の複雑骨折を負った友人が
体調も精神的にも復活できるまで
2年かかった。と言っていたことがあった。
やはりそれなりに時間はかかってアタリマエだよね、
と改めて自分にインプットさせる。

でも術後1年、ここまできただけでも
とりあえずヨシ!


というわけで、
本日は思考力低下中でありますので
シリーズもののアップは
明日以降に。


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by holyqueen | 2008-11-25 21:57 | ホルモン療法
さて、ここからの続きです。

ワークの流れについては↑に書いたけれど、
これをやろうとするとなかなかむずかしい、
というひともいる。

というのは
多くの方が「思考」に傾いており、
「感情」や「感覚」に意識的に生きていないことが多いからである。

自分の感情くらい分かるよ、と思われるだろうが
人にもよるが、
感情(特に怒りと悲しみ)は実は抑圧されることが多い。
我慢強かったり、
責任感が強かったり、
人の評価を気にしていたり、
まじめと言われる場合はその傾向があるように思う。

ましてや「感覚」となると
本当に鈍くなっていることが多い。
常にハイパー・テンションである人や、
男性は(女性より)その傾向が強いように思う。

なので、こういうワークが
はじめてだったりするとこれがなかなかむずかしいわけです。

でもそれは当然で、
あるとき、自分のやっているワークショップに来た方が
「ふたが開いてしまいそうでこわい」と言ったことがあった。

「感じる」、ということは
自分自身の抑圧に気づく、ということにもつながるからだ。

けれど、気づくことからすべては始まる。

自分の中にあるものに気づき、
それを「赦す」、というのが
今回のワークショップのテーマだった。

ペアになり、
片方が今何が(誰が)赦せないか、ということを話し、
それを相手役が聞く。
相手役は相手の言うことに意見をしたり、
批判を加えたりしない。
ただ受け止める。
そして、ワークに入ってからは
相手に寄り添い、見守る役割になる。
それを1日目、2日目で交互に行う。

初日はペアになった方のワークで、
自分は見守り役となった。

最終的にはとてもいい結末で終わり、
お互いに信頼感ができた感じがあった。

が、一日集中して行うので
終わるとぐったり疲れる。

翌日は、自分のワークだったが、
「赦す」「手放す」というのは
一昨年、父ががんになってから、
そして自分も病を得てからの大きなテーマであり、
それをこの2年、ずっとやってきたので
もうほぼ終わったようにも感じていて
正直なところ、
どんなことをフックにすべきか
よく分からなかったが。
まあ出たとこ勝負にまかせよう、と決めた。

…その3に続く。

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by holyqueen | 2008-11-21 23:06 | カラダとスピリチュアリティ
先日、
とあるワークショップに参加してきました。

ワークショップというのは
元々は「体験学習」という意味。

私の経験してきた
演劇、ダンス、セラピーなどの分野では
とても一般的になっている。

参加したのは、
ボディサイコセラピーをベースとしたもの。

ちょいと説明するとです。

自分の仕事もそうなのだが、
カラダは自分の表の意識以上に
いろいろなことを既に分かっている。

たとえば、
ちょっと苦手な人に会うと
ココロでは
「この人は上司だから」とか
「角を立てたらいけないからうまくやろう」とか
いろいろな理由をつけて
その人との時間をやり過ごそうとしたり。
相手の機嫌を取ったりもする。
けれど、
その時間を終えてみると
ものすごく肩が凝っていたり、
疲れを感じたり、
という体験は誰にでもあるわけです。

それをやり過ごしたからといって
その人といる時間は苦痛であったり、
苦手であることは変わらない。

では「なぜ」その人がニガテなのかなあ、
と考えるとき、
とても有効な手段が
「からだに聞く」ということなのです。
(ものすごく簡略化していますが)

なくて七癖ということわざがあるが、
本当に人にはいろいろな反応があるもので、
それに自分自身気づいていない人も多い。

気づかずに
無意識的に出る
カラダの反応に意識を向けてみる。
たとえば、
誰かのことを思い出しただけで
胃がムカムカしてくるとか、
アタマが痛くなるとか、
反応している場所に
意識を向けてみる。

そしてどんな感じがするかを
感覚的に感じてみる。

アタマがかーっと熱くなって
溶岩が燃えさかっているように感じる場合もあるし、
胃の中に何か異物が入っているように感じるかもしれない。

そうしたら
そこにあるもの(溶岩やら、異物やら)と「対話」をしてみる。

つまり、
アタマで考えて答えを出そう、と努力してみることとは
正反対で、
カラダはこういう症状を訴えているから
ちゃんとそこに耳を傾けてみようよ、
アタマでコントロールしないでさ、
という手法なわけです。

…というのが、
先日受けたワークショップでの
ワーク内容の大まかな流れなのです。
(かなり大ざっぱですが)

自分もセラピストであるので、
こういうワークショップは
何度も体験してきたし、
自分ひとりで行うワークも
去年はかなりの頻度で行ってきた。
がんという病を得て、
日々大きく揺れ動いていたこともあったが、
この病を得たことで
学ぶべき何かが
沢山あるとどこかで感じていたのかもしれない。


今回は、
そのワークショップのお知らせをいただき、
ろくに内容も読まないうちに(笑)
すぐに申込んだ。

でも、こういう直感は
とても信用しているので
いつものようにでかけていきました。

…その2に続く。

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by holyqueen | 2008-11-20 23:43 | カラダとスピリチュアリティ

気持のいいコトバ。

「ありがとう」というコトバが好き。

語感も好き。
言うと気持がいい。
言われても、気持がいい。
書かれても、書いても気持がいい。

「あいしてる」というコトバも好き。

ふと気がつくと、
ひとりで呟いている時がある(笑)

「アイシテル」でもいい。
ひらがなと、カタカナがいい。
「愛してる」だと、特別な感じ。
その特別感もいいけれど、
日常的に
気軽に使える感じのほうが
今の自分にフィットします。

誰かに言うときには
まだちょっと照れてしまう自分ですが。

書くのは照れないです。

ありがとう、
アイシテル!

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by holyqueen | 2008-11-17 00:27 | 言葉のごちそう

今日もプロセスを生きる

昨日は誕生日で、
思いがけずに多くの友人から
メッセージをいただき、ビックリ。
そして感謝です。

昨年の誕生日は
術後2週間ほどで、
ようやくゴスペル練習にも復帰した頃。
まだまだエキスパンダー入りの胸の違和感に慣れず、
腕の動きも悪く、
それでもなんとか日常に戻ろうと必死になっていたんだな、
と今は振返ることができる。

あれから1年。
苦しみと同時に歓びももたらされた日々であり、
同時に今まで生きてきた世界、
当たり前であった日常が
いかに当たり前でなかったことかに気づいた。

生きて行くことは
本当は「死」と常に隣り合わせなものである、と
「自分のこと」として感じる日々でもあり、
死を隠蔽したり
否認したりする世間の通念や、
「三人称」として一般化して語られること
(『みんないつかは死ぬんだよ』的な発言)にも
大きな違和感を感じたりしていた。
(自分が死ぬかもしれない、
という思いを抱かなければ
そんなことは分からないものだ、と今は思うけれど)


また、それは
自分が今まで日常の中で
アタリマエに引き受けてきた有形無形の
「役割」を降りてみる、ということにもつながった。
周囲の人を
大分困惑させましたが…

けれどもそのおかげで
捨てるものは意識せずとも捨て、
しがみついていたものからも
自然に手を放せた感じがある。

というより、
無駄に力を込めることを
もうやめてもいいんだな、
ということを
病から教わった。

シンプルになってみると
自分自身がスッキリする。

生きていくプロセスそのものが
如何に死ぬことか
につながる気がしているし、
それ以上に大事なことは
ないのではないか。

そして
本や映画や芸術など
自分が触れてみたいものだけに触れ
探求してみたいものだけにアクセスする
という日々を続けてきた。

仕事上、必要なことをすること、
そしてその反動で発散していた以外のことを
久しぶりに自由に味わいながら
静かにじわじわと身にしみ込ませていたような感じ。

裏主治医が
病には三つの意味があると言っていた。
曰く、
「警告」「卒業」「進化」とのこと。

自分の場合は
「進化の最中みたいですね」とのことだったが。
もちろん
自分ではそんなことはわからない。
真っ最中は、誰も自分のことなど分からない。

ただ、病を通して
それを忌むべきもの、
遠ざけるべき「敵」と思っていないのは今も確かで、
だからこそ得られるものも
あったと深く思っている。

今日を生きる。
その日一日を生きる。
何かカタチを成すことが
本当に生きている、ということでもないのだな、
と今は思う。

カタチではなく
行くべき道をいくだけであり
プロセスを歩むことが
結果として自分の求めるところなんだな、
という気がしている。

きっといろいろなところを旅するのだろう、
これからも。

友人が、
「昨年生まれ変わったから
今年は1歳だね」とmailをくれた。
老けた1歳ですが(笑)

そして、病の実り、
というものもあるのだろうと
感じている昨日今日です。


このブログももうすぐ1歳だ!





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by holyqueen | 2008-11-13 23:05 | カラダとスピリチュアリティ

言葉のごちそう2

一瞬は熟れきったとき
永遠となる
言葉は熟れきったとき
沈黙する
果実は熟れきったとき
地に帰る
死を
熟れきった生として
とらえること

by 谷川俊太郎

*******

…もう書き足すコトバもなく
その通り、という感じです。

瞬間を生きること。
仏教で言えば刹那。

そして刹那は永遠なのだ。

病気になろうが
いくつで死のうが
生ききりましょう!



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by holyqueen | 2008-11-11 00:21 | 言葉のごちそう
昨日NHKで
リレーフォーライフのドキュメントをたまたま見た。
どなたか見た方いらっしゃいますか?

どんな内容なのかあまり知らなかったけれど、
取り上げられた何人かの方のインタビューを聞いたり、
がん患者の家族へのインタビューを聞いていたら
このイベントをとても大切に思っている人々が
いるのだな、ということが分かった。
がんのことを誰にも話せなかったけれど、
ここなら話せる、という方もいた。
安全に話せる場は本当に必要と思う。
そして共感し合える場が必要と思う。

参加された経験のある方がいたら
感想を教えて下さい。

ドキュメントとはいえ、
すべてのメディアでドキュメントと称されるものには
メディアの操作が入っているが
3人に1人ががんになる時代に
こういう番組は
「他人事ではないんだよ」という
啓蒙になればいいな、と思った。
見ながら、ちょっと涙出たです。
やっぱりがん以後、
涙腺ゆるくなった…
(そういう話もよく聞きますが)

この番組にも出ていた
精神科医の
名越康文氏は
メディアの露出が多い方ですが
コメントを聞いていると
この人は医師として信用しても
大丈夫そうかな…と思える。

そして筑紫哲也氏の他界。

とても残念です。
ぜひ復帰して、
鳥越おじさんと共に
がんについての番組を
制作してほしかった。
まだ73歳。
ジャーナリスト、と呼ぶに値する人が
日本には少ない(と私は思う)が
一人減ってしまった。

人には寿命があるけれど、
誰にも死は訪れるけれど、
やはり別れのときは
誰にとっても
悲しい
切ないことですね。

ただ、悲哀があるからこそ
人は思いやりや慈悲の心を持てる、とも思う。

ジャーナリストという仕事を通して
我々にいろいろな示唆を与えてくれた
筑紫氏に感謝。
そしてゆっくりと休まれますように。


☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-11-08 15:41
昨日、両国国技館で
ダライラマ法王来日講演
「心の本質は光 
ーよみがえれ 美しき日本の心 めざそう社会貢献」
を見てきました。

現在のダライ・ラマは14世。
2歳のときに13世の転生者と認められ、
5歳で14世に即位。
1949年、中国のチベット侵略に伴い
15歳で政治、宗教の最高指導者となる。
1959年、インドに亡命し、
北インドのダラムサラに亡命政府を樹立。
世界各地で慈悲と非暴力の教えを説き続け、
1989年、ノーベル平和賞を受賞。

チベット問題の詳細はダライ・ラマ法王日本代表部事務所をご覧あれ。
チベットの歴史、文化、宗教など、多角的に触れられます。

北京オリンピックが終わった途端、
チベット問題のニュースはぱったり報道されなくなった。
そして先日、ニュース23
単独インタビューの映像が。

いつも穏やかな語り口のラマ様ですが、
珍しくエキサイトしていたのが印象的だった。

そして講演当日。

舞台の上には
仰々しく、きらびやかな刺繍の布で飾られた
テーブルと玉座!が鎮座ましましていた。
ちょっと違和感をおぼえる。
いよいよ法王の登場です、
というアナウンスの後に
スタッフがバタバタ走り出てきて
椅子を片付け、
楽屋にでもありそうな白い一人がけのソファ(肘かけなし)を
運んできた。
そして登場となった。

生で拝見するのは初めてだが、
いつもと変わらぬ気さくな笑顔で
観衆に手を振る。
ソファにあぐらをかいて座り、話が始まった。

以下、講演の要約です。
とはいえ私が任意で一部書き留めたものですので、
全体ではありません。


・どんな感情が役立つのか
愛、慈悲、他人への思いやり
・慈悲の心を自分の中に育むと免疫機能もアップする
・持続的な怒り、恐怖心は免疫機能を低下させる
・健康を維持するのに感情は大きな役割を持つ
どんな感情が自分に破壊的なものをもたらすかを知っておかなければならない

・欲や執着はある程度の範囲なら生き延びるために必要である
怒りや憎しみもある程度なら生きて行く妨げを排除する機能を持つ
そのバランスが崩れると危険なものになる
現実を現実的な目で正しく見ることができなくなり
悪意をもたらしてしまう

・知性を使い、あらゆる角度から分析し、現実的にものを見ること
・感情を使う限度を自分で理解しないといけない

・破壊的な感情→心の平穏を乱す→現実を正しく見ることが出来なくなる

・すべてのものは相対的に存在している
多角的なアングルからモノゴトを見ること
より広い視野に立つこと

・常にニュートラルであること
・心の本質は光
微細なレベルにおける心は連続体であり
光明の心である
・色即是空 空即是色
存在は空であり、
空である故に成立、存在する
光明の心もまた一緒である

…というものでした。
講演は3部構成で約2時間。

インタビューの時とは違い、
穏やかに静かな口調で語られる。
そして、
「自分もただ一人の人間にしか過ぎない」
「ヒーリングパワーを持っている超能力者でもなんでもない」
「まだまだ未熟な一介の仏教修行者である」
ということをたびたび話された。

ダライラマという人にはいつも驕りがない。
そして常に謙虚だ。
わずか5歳で即位をし、
その後国家の指導者である人が
こういう気持を持続し続けることは
並大抵ではない。

今回は一般大衆向けの
平易な言葉を使っての講演だったけれど、
中国の侵略問題、そして
オリンピックという機会を得たのに
中国が何の歩み寄りも見せなかったことに
大きな失望感を抱かれたことと思うし、
報道されずともチベット人の虐殺は続いている。
持続する心労は察するに余りあります。
それを想像すると
今回の講演のダライラマの言葉が
深く沁み入ります。

数週間前には胆石の手術をされたばかりだと言う。
けれど、笑顔を忘れず(とてもチャーミング!)
時々お茶目な一面を見せてくれる。
だから好きなんだよなあ〜!
そうそう、楽天的である、ということも大事です、
とも言っていました。

話されたことは平易なことだけれど、
これを実践して行くのは
本当に難しい。
毎日の生活自体が修行ですね。
絶望せずに、悲観的にならずに。

私にとって20世紀の3大リスペクトの一人である
ラマ様のお顔を見ることができ、
幸せな時間でした。

興味がある方はチベットチベットという映画も見てみて下さい。
在日3世の男性が長期旅行の折に撮ったもので、
チベット問題を知らなくても
とても共感できる、チャーミングな映画です。

この映画は6月退院後に見に行った。
もらえるものが、沢山ありました。

☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-11-07 14:43