乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
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タグ:スピリチュアル ( 20 ) タグの人気記事

病院への道を歩く。

川沿いの道には桜並木がある。
季節が変わるごとに、
桜のたたずまいも変わる。
その変化に、
自分の病とのつきあいの年月と
心身の変化を重ね合わせる。

待ち時間の間、
病院の隣の公園の緑を眺める。

通院開始から
3回の入院の際も
その後も
何度も見ている場所だけれど、
いつ見ても
感じることが違う。

全摘オペのあと
公園の緑と西の空の太陽を見ながら、
涙がとまらなくなったことを
今でもありありと思い出す。


…と感慨に耽ったあと、診察へ。


今日の主治医は何か「いいことがあった!」とのことで
嬉しそうである。
「何があったのですか」と聞くと
「言わない!」と嬉しそうに返す。
感慨ぶちこわし(笑)

診察の最初に、
先の予約日を決める。
今回は11月の予約分。
そしてこれは最後のゾラとなる。
ノルバテックスについては
投与初期に副作用がひどく、
服薬をやめていたが
今後はホルモンの状態を見て
決めましょう、ということになった。

ゾラの副作用も今はみごとにない。
最初の手術の後は、
心身ともにいろいろな影響があったからでしょう、と主治医。
本当にそうでした。
そして身体も慣れてくれたのかもしれない。

つれづれに、
自分がこれから勉強しようと思っていることなど話す。
そして(主治医はクリスチャンなのだが)
なぜクリスチャンになったのか、訊いてみた。

一番大きなきっかけとしては
遠藤周作さんに会ったこと、とのこと。
クリスチャンになったのは医師になってからであり、
いろいろな経験から「魂を考える」必要があったから、
という意のことを話された。

私がこれから学ぼうと思っていることも
まさにその分野なので
質問を投げかけてみたのだが。
やはり何らか、深い体験をされたのだと思う。

生死に関わる仕事をしていると
魂について考えざるを得ない。
心理学的な視点だけでは
拾いきれないものが多いのだ。
自分も身体と心理を出発点に仕事をしてきたが、
身体のことを追求していくと
タマシイに行き着くのだ、と
ある時期から深く感じるようになった。
そして、がんになってからは
ますますその視点抜きでは生死を考えることはできない、
と思うようになった。
自分自身もがん告知以後、
Spiritual Emergencyの時期を通ってきたから。

…これについては、長くなるのでいずれまとめて書くつもり。


待合室にいたら
MSWのOさんが通りかかり、
こんなフリーマガジンをくれた。
「PINK」というタイトルで、
女性のからだ情報誌、と表紙に書いてあるが
コンテンツは「がん治療を乗り越えるための情報」。

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フリーマガジンとはいえ、
なかなか読み応えがある。
内容はWEBでも読めるので、
ここをクリックしてぜひご覧あれ!!

がんワクチン、ケモブレイン、不眠症、ウィッグのケア、サイコオンコロジーなど
幅広く、盛りだくさんの内容です。でも内容は濃い!

そしてOさんへのインタビューも掲載されています。
あ、今をときめく中村清吾Dr.のインタビューとともに。

彼女は先ゆく乳がん仲間でもある。
以前にも紹介したが、
「Hope Tree〜パパやママががんになったら〜」というプロジェクトを
推進するメンバーでもある。
NHK「クローズアップ現代」
の7/27放映でも取り上げられるらしい。
先月の患者サロンのときに、取材に来ていた。

翌日も
シリーズがん(2)
仕事を失うがん患者たち
~がん患者1200人のアンケート~(仮題)
放映予定だそうです。
見逃せませんね。

待ち時間は長かったけれど、
なんだか元気になって帰ってきた。
治療者といろいろ話せるというのは
治療仲間で話すのとは違う良さがある。
そういえば、先月の診察のときも、
治療以外のことで
副主治医と長々と話し込んでしまったのだった。
楽しかった(笑)


そして、病院の敷地のすみっこに、
こんなものを発見!

c0154672_2151325.jpg


…おわかりでしょうか。
スイカ。
ソフトボール大の。

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そしてこちらはナス。
小さい実がなっています。

畑でもないところに、建物の裏に、
なぜナスとスイカが…

謎だ…




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がんのこと、がん治療のこと、
そしてあらゆる病気から得られるギフトについて
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by holyqueen | 2009-07-23 22:01 | 病院治療
友人に誘われて高野山カフェなるイベントに行ってみた。

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会場に入ると、お香のかおりが漂い
(うちで毎日焚いているものとは違う高級な香り…)
それだけでも気分が良くなる…!

真言密教の総本山、正式には
高野山真言宗総本山金剛峯寺等の主催で
首都圏の若い女性層をターゲットに開催されたそう。

入り口には既に行列ができている。
午後に2回行われる声明ライブの当日券待ちだった。
我々も、そのライブを目当てに行ったのだが
その人気ぶりにびっくり。
そこで知人にバッタリ会ったのにもビックリ。

以前から声明は大好きで、
天台、真言、またグレゴリオ聖歌とのコラボなど
お寺や劇場で時々見て来たが、
決して広くはないイベント会場で見るのは初めて。
幸い、入ることができた。

僧侶は6人と、今まで見た中では一番ミニマムな人数。
会場はダンススタジオだったので
残念ながら音の反響がない。
けれども1時間ほどのライブを聴いているうちに
だんだんその世界に引込まれていった。

c0154672_23225053.jpg


↑コレは阿字観本尊軸と言われるもの。


声明は独特の旋律を持っているが、
聴いているとその旋律の中で
自分が空っぽになっていくのが気持いい。
「聴く瞑想」、のような効果が自分にはあります。
声の振動が波となり、
胸のチャクラを通って、背中に抜けていく。
途中から、仏教の瞑想法の一つである
「軟酥の法」を思い出しつつやってみたり、
そのあとはなんとなく手を合わせたくなり、
そのままに聴いていた。
何かを祈るのではなく、その姿勢が気持よかったのだった。
1時間があっという間でした。

このところストレスまみれの生活だが(泣)
終わった後は肚も腰も気持も落ち着き
どっしりとした感じがあった。

何かで「一日の中で魂のための時間を持ちなさい」
と書いているのを読んだけれど、
まさにそんな時間だった。

何も考えない。
呼吸をしながら、
ただ、そのままでいること。
自分の身体とともにあること。
That's All、が気持いい。

そして、やはり「カラダを通した」体験は
一番実感を感じられ、心身の変化も分かる。


他にも写経や
阿字観という、
真言禅ともいわれる瞑想法のワークショップもありました。
残念ながら今回は出られなかったけれど、
次回は体験してみたい。
今年で2回目だったそうです。

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ミナサマも
ココロが空っぽになる
タマシイのための時間が持てますように。

ああ、本当の高野山に行きたいなあ…



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by holyqueen | 2008-09-07 23:53 | カラダとスピリチュアリティ

行ってきます

4じに起きるつもりが、
いつの間にか目覚ましを止めていた…
いつもなら陽射しで目が覚めるところが曇っていた…
そして、いつもはまだ起きないうちの猫が
今朝に限ってお腹をすかせて
私のところに来てワオワオ鳴いて目が覚めた…!

えらいぞ、うちの駄猫!

そして起きたら
がん友さんからメッセージが来ていた。

本当に不安だらけだと思う。
手術前は本当に私もつらかったです。
でも、あえて言うね。
しっかりね。

新月の祈りを
いっぱい書き出してね。

手術がうまくいきますように。
そして手術後の生活で、
大いなるものの恵みが沢山ありますように。
応援しているからね。

こんなふうに、
同じ病を得て
お友達になれた方がいることも
私には大いなる恵みであり、
とても嬉しいこと、なのだ。

山で、
同じ病のみなさまのためにも
祈って踊ってきます。

つらくとも、
今の状況を受け入れることで
みなさまに沢山のギフトがありますように!


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by holyqueen | 2008-08-01 05:17 | 日々の雑感。

山でおこもり

明日から
山にこもってきます。

修行?
まあ、自分にとっては似たようなものだが…

里山に囲まれた
とても気持のいいエネルギーの場で
踊ったり、歌ったり、
音楽を聴いたり、
五感を刺激するすべてのことを
取り入れながらの合宿を主催。

今年で10年目にもなる。

昨年は告知後で
アタマの中はすっかり混乱していたが
無事にお役目をこなすことができた。

一昨年から今年の6月までのヤマ場を乗り越えて
自分がどんな風に変わったかが
はっきりと分かるような気がする。

あの場所は、
自分のタマシイの進化を確かめられる
定点観測の地でもある。
そしていつも鍛えられる場でもある。

私たちが自分のチカラだけで生きているのではないこと、
大きなエネルギーに包まれていることを
優しく、時に厳しく教えてくれる場、なのです。

そこで今回は感謝の舞を捧げてきます。

ところで明日は
新月で日食!の日だそうです。

新月は新しきことのスタートで
願い事を書くにも適しているけれど、
そこに日食が重なるのは
すごいことだそう。

モノゴトの終わりと始まり、
節目、
新たなる挑戦やスタートなどの意味があるとか…

ミナサマもぜひ新月に願い事か祈りを!
自分の字で書き出すのが一番いいそう。

今、苦しい状況の方は
それどころではない、と思うかもしれない。
けれど、自分の中にあるほんの小さな光が
本当は大いなるものとつながっていたりするのだ。



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by holyqueen | 2008-07-31 20:17 | カラダとスピリチュアリティ
私の乳がん告知は昨年だったが、
一昨年は父が肺がんとなり、肝臓に転移していた。
8月から入院し、12/18に他界した。

家族の我々は
当日の朝、容態急変の電話をもらい、
病院に駆けつけていた。

父の意識はもうないようで、
酸素マスクをつけ
時々、ひっ、と苦しそうに息を吸っていた。

私は当日に仕事があり、
それをキャンセルしようと思っていたが、
前日も同じような状況であったこと、そして
兄妹が「少し安定してきたから行ってきたら」と
言ってくれ、後押しをされるように昼前に仕事先に出かけた。
(町医者の家に生まれ、
夜遅くの急患や、往診などに父が対応しているのを
見ながら育った私は
自分のクライアントが待っている状況を
すっぱりと切ることができなかったのも事実だが、
家族からは性格が父に一番似ているとも言われていた。
まあ、この責任感の過剰なところが
がんになった理由の一つであると今は思う。)

17時に仕事を終え、会場を出ると
夫の車が待っており、
すべてを理解した。
14時50分だったという。
何となく、ああ、私のところにはお知らせは来なかったな、と思った。

病院に詰めていた兄と妹に、後から話を聞いた。
妹も、仕事の電話かなにかで
病室から外していた時、
兄の腕の中で亡くなったという。


お通夜の席でのこと。
長年懇意にしていた隣家の奥様より、
こんな話を聞いた。

お昼過ぎだったか、時間ははっきり憶えていないけれど、
父の車が止まる音がして、
家のドア(木のドアでかなり重い。閉まるときにバタン!と大きな音を出す)
が閉まる音がしたとのこと。
いつも聞いていた耳馴染みのある音なので
あら?お帰りになったのかしら、と思ったとのこと。

父が入院してからは
実家には誰も住んでいなかったし、
家族が行く以外は誰も訪れる人もいなかった。
もちろん、父の車は誰も運転していない。
キーは、彼だけが持っていたから。

父は
車を運転することが大好きで、
自分が建てた家に愛着を強く持っていたので
その話を聞いたとき、
とても納得できる気がした。

そしてその後、
実家の片付けのため
一人で訪れたとき、
空気がきれいになっていたのに
ビックリ。
うちは小さな町医者で、
診療所と住居が一緒だったのだが
そんなことも影響してか
いろいろな目に見えないモノたちがわだかまっているのを
家族の皆が体験していたのだが、
その気配がすっかりなくなっていた。
(父の入院中、一人で実家に行くと
昼間でもぞくっとすることがあり、
やけに疲れ、長居ができなかった)

連れて行ったんだな、と思った。

父のタマシイは迷うことなく家に戻った。
そしてどこかに去って行った。

自由になったんだろうな。

いちばんかわいがっており、
将来を心配していた姪のところには
監視?に行くこともあるらしいが…

私は身体から抜け出たら、
まずどうするかな…
と時々思う。



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by holyqueen | 2008-07-15 11:45 | 死と生について考える

端境期

術後、ほぼ4週間。

予後は初回の手術に比べ
圧倒的にいいが、
それでももちろん、
今まで通りというわけにはいかない。

人や場へのエネルギーにも敏感になっている。
感じすぎてしまうくらいに。
そしてなぜだか
今までやらなかったことを始めている自分がいる。

何かが変わろうとしている。
それへの不安も、少しある。
けれど、何かが背中を押してくれている感じもある。

2週間前、
あるヒーラーの方のセッションを受け、
なんだかすごいシンクロニシティと刺激をもらい、
来月に自分にとっては久しぶりの
ちょっとした冒険をすることにした。

決めたにもかかわらず。
みぞおちあたりがざわざわすることもあり、
何だよそれ!と思う。
まだ体力が回復しきってないことへの不安があると感じている。
でも決めたことを取り消そうとも思っていない。
そんな感じ。

人の多いところにも顔を出し始めたが、
人や場へのエネルギーには敏感なので
後から疲れを感じることも多い。
それでも自分から選んで動き始めているし、
疲れを感じつつも
そんなふうに少しずつ
日常生活との折り合いをつけている最中なんだなと思う。

そして何となく、
本格的に何かが動き始める直前の
「端境期」なのかな、と思った。


「変わるって、すげえ勇気がいる。
でも変わるからこそ新しい価値を手にすることができる」
とさっきキムタクがカップヌードルの
CMで言ってたっけ…

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by holyqueen | 2008-03-31 18:19 | 術後の心身の変化

リハビリ江ノ島散策

週末は本当にいい天気だったので、
一日はブログアップも休んで(笑)
江ノ島にでかけた。

明日で術後2週間となるけれど、
やはり体力が落ちているので
まずは歩こうと思い立ったわけです。
リンパ液の巡りにもよいので。
(ちなみに寒い間は巨大ショッピングセンターの中を歩き回るのが
楽しい運動の一つでもありました(笑))

橋を渡り、土産物屋の並ぶ参道を抜け、
階段を上ると早速息切れ。
身体が重い。
自分でもびっくり…

3つの宮のある江の島神社にすべてお詣りをする。
おみくじを引くと小吉。
人が多くて、落ち着いてお詣りできなかったのが残念。

山のてっぺんにある
お寺の本堂に入る。
ご本尊は不動明王。
中は薄暗く、お線香の香りが立ちこめていて、
外の騒がしさとは一線を画している。

しばらく座っていたが、
とても静かで、頭の中もからだも、すっくりとしんとして
気持ちよかった。
なんともいえず落ち着いて、
立ち上がるのが惜しい感じがあった。

ここでもおみくじを引く。
やはり小吉。
「このみくじにあう人は
世に出る心はありながら
今は達せられにくいが
時を待てば
年来の努力の効あらわれ
神仏の恵みが与えられる」
と。
◎病気 回復今少しおそし

…納得な感じ…

最初よりは楽とはいえ、
オペのあとは回復していく時間が
本当に必要だもの。
見た目には健康体であるけれど、
異物に適応してくれるため、
傷を癒すため、
身体は修復作業の真っ最中であると思う。
右胸はまだ茶色っぽく変色しているし、
右脇は腫れているし、
傷口も赤茶色をしている。
時間が経過していくのを待つしかないな、と思う。

山を下りる途中、海を見下ろしながら歩く道で
太陽の隣に不思議な形の雲を見つけた。

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写真に撮ってみると、
太陽が鳥のような形に見える。
直感的に鳳凰…?と思う。

この写真をヒーラーの友人に送ってどう感じるか聞いてみた。
「最初に来た言葉は「誕生」、象徴は鳳凰とかフェニックスとか、鳥、殻から誕生するもの。
打ち破る意思、自らの意思、外界へはばたくもの。
×は保護、生まれる瞬間は生まれきるまで完全に守る必要がある。
秘密と護符。」

とのお言葉をいただき、
ぴったり来る感じがあった。

おみくじも、この写真も
私に同じメッセージを送ってくれている。
「目に映るすべてのことがメッセージ」と
ユーミンも歌っていましたね。

風が強く、波も凄かった。
東映映画のタイトルバックみたいに(笑)

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…と、大変有意義な一日であったが、
バンド練習があるのをすっかり忘れていて
(物忘れがやっぱりひどい。
集団でのスケジュールをまず優先する自分としては
あり得ないことでちょっとショックだった)
呼び出し電話がかかってきた。
距離があるので、着いたら終わる頃なので
休ませていただきました。
バンドのみなさま、ゴメンナサイ…


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by holyqueen | 2008-03-17 20:58 | カラダとスピリチュアリティ

魂とは何だろう〜その1

12月、1月に深い抑うつ状態になったときに
読んだ本があった。

10年以上昔に買っておいて、
意味がよく理解できずそのままにしておいたものだった。
ユング派の分析家ジェイムズ・ヒルマンの
その名も「魂の心理学」という本である。

精神疾患を元型心理学の立場からどのように理解するか、ということを
念頭において書かれた本であると思うが。
「魂の危機」にも対応するものと実感した。
自分の魂が死にかけていたから…

彼によれば『たましいとは「出来事を経験に深め」る「見方」であり
精神と物質をつなぐもの』だそう。

以下同書より引用************
「抑うつに対する我々のスタンスは、アプリオリにそれに対する躁的防衛である。」
「抑うつは依然として大いなる敵である。大量の個人的エネルギーが、抑うつに対する躁的防衛に、そこから気持をそらせるためにその否認のために費やされる。絶望ー希望というサイクルにおいて、そのおのおのは他方に関する行動が復活的である限り、そして落ち込み、落ち込んだままでいることは罪であると暗黙のうちに考えている限り、我々は心理においてキリスト教的であり続ける。

しかし抑うつを通じて、我々は深みに入り、その深みで魂を見いだすのである。
抑うつは生の悲劇的な意味において本質的である。
それは乾いた喉を湿らせ、湿ったものを乾燥させる。
それは避難所を、制限、焦点、重力、重さ、謙虚な弱さーパワーレスネスーをもたらす。
それは死を思い起こさせる。
真の革命は個人の中で始まる。
自らの抑うつに対して真摯な個人において始まる。
希望と絶望のサイクルに捉えられて、そこから自分を飛び出させたり、
またそれを神学化するのでもなく、
それが欲する意識と深みを発見すること。
このようにして魂のための革命が始まるのである。」

「病気の中の神の無視は、人間的なものを損なう。どのような人間的事柄であれ、それを充分に扱うには
思考の半分を人間的ではないものに捧げなければいけない。
『病気』は元型のうちにもあり、元型は病気の一部分なのである。
神々が苦しみを通じて我々に作用するのなら、病理化は神々を内在的なものとし、神々が入ることができるように
心を開くだろう。」
「私の症状は私の魂を指し示し、それらを通じて私の魂は私を指し示す。」
「病理的体験は消し難い魂の感覚を与える。」
「テラペウテースという言葉は、元々『神に仕える者』を意味する。
それはまた、『何かに付き添う者』とか『病人の世話をする者』も指した。
セラピストとは、『病気の中の神』に注意を払い、その世話をする者である。」

*********

病気の中に神がいる。
これこそが、
病の意味であるとともに、
魂の本質に近いものであると思った。


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by holyqueen | 2008-03-13 11:21 | カラダとスピリチュアリティ

今日は引っ越し


3年前の11月。
仕事をしていたクリニックから
デイケアを閉じることになったと言い渡され、
解雇となった。
カウンセリングとボディワークのセッションルームを
2年前の春に立ち上げた。

立ち上げた途端、部屋をシェアする相方の病気、
父の末期がんのカミングアウトと入院、
自立生活のできない母を引き取っての世話
など、
立て続けにいろいろなことが起こり始めた。

経営者としてはまだまだ未熟であったが、
シェアをした相方が昨年やめた後も
運営はしていた。
けれど自分もガンになり
今後続けていくことの金銭的/身体的負担、
来てくださる人のことを考えて
本当に悩んだが、
閉じることになった。

昨日、裏主治医のところに行ったら
「気が落ちていますね」と言われた。
その通りで、2週間ほど前からなにもしたくないのだが、
今日はセッションルームの引っ越し。

友人が手伝いにきてくれた。
私は呆然としていたのか、
なんだか動くことができず
ほとんど何もできずに座っていた。

久しぶりに暖かくいいお天気だったのに、
午後から突然の突風。

でもそのおかげで空がきれいでした。
黄砂の合間にこんなに光り輝く太陽が見えた。

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明日は部屋中の拭き掃除。
お世話になった場所に、
心を込めて感謝を言いたい。
この2年、大変なこと、つらいことだらけだったけれど
今振り返るとそのことが確実に自分の未熟さや
くせにも気づかせてくれ、
成長をさせてもらったように思う。

そしてこの2年間、来てくださった方や
成長ぶりを見せてくださったクライエントのみなさまに感謝…
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持ち帰ってきた荷物で
家中ごったがえしているけれど、
こんな大改造は久しぶりだし、
少し居心地がよくなりそうな予感…!

セッションルームにお祀りしていた薬師如来様も
家にお迎えし、
さっき、セージを焚いて部屋中のお清めをしました。

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by holyqueen | 2008-02-24 00:23 | 日々の雑感。

退院まで〜その1

10/27(日)

3組の突然の見舞客のうち、
嵐のような天候の日に、
思いがけずバンドの友人たちもお見舞いにきてくれた。
「猫鍋」をお見舞いにいただき癒された…♪

痛みで夜中は何度も覚醒していたけれど、
昼間は座ったり、動いたりしている分には
あまり気にならず、
色鉛筆を持っていっていたので
主に絵を描いていた。

外のささやきかけるポプラの木や、
いただいた果物や、
セラピー以外でこんなふうに絵を描いたのは何年ぶりか、
というくらい。
自分の絵も、何枚か描いた。

10/28(日)

朝はすっきりと晴れ渡り、
いつものように朝のコーヒーをいれながら
外を眺める。

昼を過ぎてから、
ふいにそのあまりの眩しさに
悲しみを憶えた。

私の右胸は
えぐりとられた「供物」でもあり、
「再生」のために破壊されたことへ
哀切の情を感じた。
そして私の身体のどこかに
内在しているであろう
「死の種」のことを想った。

あまりにも青く、
強い陽射しの差し込む午後の
しんとした病室の中で、
術後、なぜか
初めての悲しみが出てくる。

夕方、友人の来訪の後
姪が来る。

私は憶えていなかったけれど、
がんになったと彼女に電話で話したときに
彼女はふいに「紫の卵」が入っている、と感じたと言った。

そのときには何のことかわからなかったけれど、
自分を描いた絵を見せたときに
「あっ!こんな感じ」と言う。
その絵は、
痛々しく紫色に晴れ上がった
右の乳房に横一文字に
赤い傷口があるもので。

破壊の、最終段階なので
(それは再生の兆しでもあるが)
苦しみや痛みの方が強いけれど、
確実に再生につながっているのだと思った。

「卵」は新しい命の象徴でもあるから…

殴られ、踏みしだかれたように
痛々しく紫に腫れている私の乳房は
横一文字に割れ目の入った「紫の卵」そのもののように感じた。

☆☆☆☆☆☆☆

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by holyqueen | 2008-02-19 22:41 | 全摘&1次再建