乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

タグ:心身の変化 ( 18 ) タグの人気記事

がんの告知を受け
治療を始める。


治療者との関係、
治療法への不安と期待、
周囲との関係、
仕事や生活の変化など、
告知以後には
それまでに体験しなかった
大きな変化が伴う。


がんの告知を受けて
私が最初に決めたのは
「起こることすべてを受け入れ、体験し、味わい尽くす」ということ。


今回からは
治療状況とそれに伴う心身の状態の変化、
そしてそれへの考察を
治療のステージ別に分けて
書いていきたいと思う。



…告知に先立って、
私には二つの大きな喪失体験があった。

ひとつは自分の告知前年の
父のがん発覚〜死の看取り。
もうひとつは
実家の売却に伴う過去の整理。

父のがんの進行は思いのほか早く、
8月より治療を開始、12月末には他界した。
余命宣告より4ヶ月も前だった。
そして翌年1月より実家の整理を開始。
膨大な量の家財を4月までというリミットの中、
思いに浸る間もなく、投げ捨てるように片付けた。
その他にも母の介護、
開始したばかりの事務所の運営もあり、
朝起きたそばから疲れて重い身体を
気力だけで持たせているような毎日だった。


そして同月、
2年ぶりの健康診断でがんが見つかった。
いろいろなことが一段落して、
少し休みたい…と思っていた矢先のことだった。

自分のがん告知後の心理状態には
上記のことも
大きな影響を及ぼしていたと感じる。


どんな状況でがんを迎えたのか、
それは人によっても大きく違う。

治療法も、がんの発症部位も、ステージも
それぞれ違うように、
感情の変化も
十人十色であることと思う。


それでも、
共通する何かを
抽出することができるかもしれない、
と思うのです。

そしてそれを見てみることで
何かヒントになることがあるのかもしれない。
あればいいなあ。


ちょっとエネルギーのいる作業なので、
ちびちびいく予定です。


感想、意見、歓迎っす!



☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
がんのこと、がん治療のこと、
そしてあらゆる病気から得られるギフトについて
もっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押して下さるとさいわいです♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2009-02-06 14:31 | がん以後の変化
あるとき、
友人へメールをしたときのこと。
「病気以前、以後の自分は本当に違う」、
と書いた。

友人は、
何がどう変わったの?と
食いついてくれた(笑)

それは告知以後、
とりわけ昨年、
すべてのオペを終えてからもずっと感じており、
ああ、こんな感じ方をするようになったんだ…とか、
世間と思いっきりズレまくってるな、などと
と思う事がしばしばあった。

それまで自分がいた世界の中に
足を踏み入れるのが辛い時期もあった。

彼らは今まで通りの世界にいる。
けれど、自分は外身こそ変わらないが
中身は以前とは違うのに、
それまでのようなつきあい方、
振る舞い方をしなければならないのが
苦痛な時があった。

もちろん、ホルモン治療の影響で
神経が立っていたこともあるが。

それを差し引いても
やはり違いがあることを
これからここで書いていきたいと思います。

おそらく
言語化するのがむずかしいだけで、
変化した、と感じている方は
多いのではないだろうか?

ぜひ、そういう方に読んでいただければと思う。

自分もなかなかコトバにするのが
難しかったが、
そろそろ書けそうな予感がしている。

では次回からシリーズで…♪

☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
がんのこと、がん治療のこと、
そしてあらゆる病気から得られるギフトについて
もっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押して下さるとさいわいです♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2009-02-03 23:22 | がん以後の変化

二度目の冬をゆく。

病院へ行く道すがらのいつもの光景。

桜の木はすっかり葉を落とし、
今まで目につかなかった銀杏の木が
黄色い葉を際立たせている。

空気の冷たさで季節の移ろいを感じる。

昨年の冬は
抑うつの嵐に呑みこまれて
それまでやってきた自分の仕事への肯定感がなくなったり
生きている意味が分からなくなったり、
かなり混乱していた。

2度目の冬はやはり違います。

主治医の診察の後、
漢方処方をしてくれるDr.の診察。

調子はどうかと聞かれ、
大分元気になりましたと答えると
「どうやって元気になったの?」と
ツッコミを入れてくれました。

病気になってから
自分の感情や感覚を観察していくときめたこと、
それはとても辛いことでもあるが
合理化はしなかったこと、
書くことで客観化できたり
怒りや悲しみ、やるせない気持の解消に役立ったことなどを話し、
かいつまんで
死と再生の体験のこと、
そして死ぬ前の苦痛は怖いけれど
死ぬこと自体は怖くなくなった、と話す。

自分もDr.に話すとは思っていなかったのですが。

彼女は興味深げ&肯定的にその話を聞いてくれ、
臨死体験の話をいくつかしてくれた。

おお、私のツボではないですか!
私の体験と同じく、
宇宙を飛んでいた、という方もいたとか。


そして
カルテで経過を見ながら
「今までは患者さん然としてたけどね。
ずいぶん変わったのね。
こんなふうに変化する人は珍しいと思う。
ここまでは普通あんまりできないわね。
悟りを開いたみたいな感じなのかな」
と言われた。

悟りとは畏れ多い…
「修行好きなものですから」
と答えたけれど、
起きたことすべてを、
そのプロセスをじっくりと味わう。
ただそれだけのことだったのだ。
辛くはあったが。

Dr.はさらに
患者さんの話を聞くことで
医者が学ばせてもらっているのよ、とおっしゃる。

Dr.とのつきあい方は
その性格にもより
いろいろと作戦を立てなければいけない場合もあるが(笑)
やはりコミュニケーションをきちんととれると
安心感が増すし、気持がいい。
まずは自分の状態をわかりやすく伝えることが大事だと思います。

…こういうDr.ばかりなら
どんなにいいことか…


しかし、1年前の自分とは
本当に違う。
うつ病に限りなく近い状態であったので。

この先どうなるかは分からないが、
それでも
日々のプロセスを
これからも
大切にしていこう、と
改めて感じる。


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2008-12-10 20:07 | 術後の心身の変化

手放す、ということ。

TVで松本幸四郎が
「ラ・マンチャの男」についてのエピソードを語っていた。

海外公演でのこと。
台詞はすべて英語での舞台で、60ステージをこなす中、
ある日とても疲れ果てていて
「今日は最後までもたないかもしれない」と思ったという。
なんとかその日の舞台を終えて、
妻に「今日のはひどかっただろう?」と聞いたところ、
「今までで一番よかった」、と答えたという。
娘の松たか子も、その舞台を見て
自分自身、舞台で生きていきたいという気持を持ったとか…。

みなさんはこれをどう考えますか?

多分、松本幸四郎というひとは
とても努力家で、完璧なまでの演技を求めるのではないかと思う。
自分の意識を演技のすみずみまで巡らせて芝居を作ってきたと思う。

本人はそのときを振返って
演技に疲れているのではなく、
ラ・マンチャの男自身が疲れ果てているのだ、と考えるようして臨んだという。
「おそらくそこにはラ・マンチャの男の魂しかなかったと思います」
と語っていた。

完璧にやろう、とする努力はある意味大事な時期もある。
けれど、それを継続していくことは
知らず知らずのうちに大きな負担となるし、
無理なことを自分に強いる、ということになることもある。

ダンスや芝居の稽古でよく経験したけれど、
うまくいかずに何度も何度も稽古して
そのうちヤケクソになったりしながらも
稽古して、
疲れ果ててもう何も考えられないとき、
意識のコントロールが外れるときに
いい動きや演技ができることがある。

自分の意識だけですべてをコントロールしよう、
ということから自由になったとき。
それは自意識を手放すことができる瞬間なのだ。

昨日書いたことの続きになるけれど、
私のやりきった感は手放す、ということに近いのかな、
という気がする。

自分に対してエネルギーを与え、
がんが再発しないために生活を変え、
注意していくのはもちろんのことだけれど、
そのあとは
起こることを受け入れていくこと、
こうありたいというコントロールを手放す、
という感じに近いような気がする。

たぶん、それがソロダンスにも出ていたのだなと思う。

私自身も今までで一番ひどいパフォーマンスと思っていたが、
毎回見てくれていたスタッフからは、ダンスもそうだが
「全体を通していろんなものを手放して強みが出た」
とのお言葉をいただいた。

まさにそれが起こっている瞬間は
自分ですぐには気づかない。
見てくれているひとからの感想など聞いて、
後から分かるものなのですね。

やりきった感があったから手放せたのか、
あきらめることができて手放せたのか。

「あきらめ」とは努力を放棄することではなく
努力だけ、自分だけでは
どうにもならないことを受け入れることなのかもしれない。

ちなみに、
仏教で言う「諦観」とは
「すべてをあきらかにすること」だそうです。


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2008-08-19 13:48 | カラダとスピリチュアリティ

術後ほぼ1ヶ月

3次再建で、インプラントを入れた右胸の脇の引き攣れを直し、
左の健側の縮小吊上げをしてからもう少しで1ヶ月。

最初の手術のときより、オペ時間も入院も短かったのに、
今回は一番予後が悪かった。
翌週に、一度だけ遊びに出たらそれから2日寝込んだ。
痛み止めを服用していたせいか、胃もやられ、
気分も落ちて、それ以来ほとんど家でおとなしくしていた。
というより、何もやる気が起きず、1週間は家事もろくにできなかった。

睡眠も不安定になり、体力も著しく落ちた。
最初のオペの後よりも、明らかに身体的な不調が多かった。
(病気前までは夜遊びも大好きで、
一晩中踊っていることもあったし、
カラダを使っての仕事なので同年代の女性に比べれば
かなり体力はあったほうと思う)

荷下ろしうつ、という状態がある。
ほっとして疲れが出て、エネルギーが一気に低くなるような状態だが、
そんな感じがあったのだと思う。
何しろ、告知からここまで来るのに1年以上かかっているので…

最初のオペ後の抑うつと違うのは
悲観的にはならないことで、
感情が麻痺していたような感覚に近かった。

それでもシャバのおつきあいはあるので
たまに出ると、
人のエネルギー、特に感情的な発言などが
ガードしきれず、ダメージを受ける。
普通の状態ならどうということのないことでも、
敏感になっていた。
本当にココロを許せる友人としか
話をしたくなかった。

何をしても楽しいという感じがなく、
淡々とこなすのみ。
それが別に悲しい訳でもないのだが。

左脇のオペ痕の引き攣れ感も変わらずにあり、
右胸や背中にはつねにしびれがある。
カラダの歪みもまだ治っていない。

ただ、デッドの決まっている事務仕事がたまっていくのには焦りを感じた。
焦っても何もできなかったのだが。
こういうときに、フリーな一人仕事はやはりつらい。

けれども、仕事でカウンセリングやセッションをやっているときだけは
アタマもクリアに働き、充実感をはっきりと感じていた。
調子が悪いときは仕事をしばらく休業しようか、とか思うのだが、
やはり仕事が自分を活かしてくれているのを感じる。
行く前はめんどくさかったりするのだが
私にとって、仕事はやはり楽しいことなのだ、これが(笑)

先週の月曜、朝起きたときに「あ、もう大丈夫かな」と
思ったけれど、翌日はまたダウン気味になったり、
一進一退を繰り返しながら、
低空飛行ながらも、少しずつ上向いてきている。

こんな状態だったので、
今週から復帰するはずだった病院臨床の仕事を遅らせ、
昨日出る予定だったライブは悩んだ末断念したが、
(舞台出身の自分は舞台に穴をあけるという発想がない!)
昨日の仕事を終えた時点で、やはり正解だったと思った。
(夕方まで仕事、そのあとライブだったので…)

こんなに体力が落ちたのは初めてだけれど、
3ヶ月に1回、というペースで手術を受けたのだから
当然だろうと思う。
カラダにメスを入れるのことは
やはりとても負担のかかることだ。

夏(の仕事。1年のうちの最大のイベント♪)に向けて、
カラダを養って、少しずつ動き出そう。
きっと最高の夏になるに違いない…!

よかったことは、
健側の胸のカタチが大分よくなったことかな…001.gif001.gif001.gif


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2008-06-30 11:17 | 3次再建

ふと気がつくと

もうすぐがん告知から1年。
長かったような、やっとここまできたかというような、
まだまだこれからも気が許せんぞ、というか…

ふと気がつくと
変わってきた点がいくつかある。

・食事のペースがゆっくりになった

 以前は非常な早メシで、5分もあれば終わった…
野菜中心、雑穀米に変えたせいも大きいと思うが、
気持ちの焦りが少なくなったのが一番大きい、と感じる。
食欲も、あれもこれも食べたい!という気持ちの低下。
仕事が減った分、外食も減った。
今までが欲張りすぎましたけれど(笑)

ここ10年ほど、いつも仕事に追われている感じがして
フリーな職業の身ゆえ、家と仕事の区別がつけにくく、
休日、仕事がない日でもうまく切り替えることができず、
ただ家でだらだらすることしか
できないこともあった。


・グルーミングに時間をかけるようになった

仕事柄、汗をかくことが多く、
ずっとショートにしていたのはそのためでもあるけれど、
集団を率いることが多いので
自分の世話は後回し、というか最小限。
なので整髪2分、化粧は10分くらいな慌ただしさ。
芝居、ダンスと集団生活が長かったせいもあるけれど
(体育会系?)
このごろは自分のために
時間を取れる気持ちの余裕も出てきた。


・おしゃれも復活!

昨年、実家の取り壊しで
毎週片付けゴミ捨て作業に通っていた時期や、
冬、うつに入る頃は黒しか着たくなかったが、
春になった今は特に、
明るいきれいな色が着たいと思うようになった。
だって女の子だもん(爆)


・人との時間の過ごし方が少しずつ変化している

パーティーや飲み会は
できるだけ出るようにしていたし、
人と話すことも苦ではなく、
むしろ自分からサーヴィスするくらいの勢いで
(ツッコミタイプ…)いることが多かったが
(いや、今もまだその習性が残ってはいるけれど)
今は一人で過ごす時間と
大切なことを大切に語れる人たちとの時間が、
ささやかにいとおしい。

もともとの傾向ではあるが、
世の中の流れに巻き込まれたくない今は
辺縁から見ている感じがあり、
その方が見えることが沢山あることにも気づく。


・流れにまかせられるようになった

何があってもそれが自分の学びのためにある、
と少しずつ無理なく受け止められるようになった。
全部ではありませんが、少しずつ。
タオ、シンクロニシティということが
今の自分にとってはあたりまえのように感じられる。

・疲れを受け止めるようになった

アタリマエのことが
アタリマエにできていなかった…
仕事で、人にはそう言っていても
自分のための女性性を「犠牲」にして成り立っていた。
疲れを人に見せたくないという意識も働いていたが…

術後は本当に疲れるから
おかげさまでやっとできているのであります。

好きなことを仕事にしたはずなのに、
いつの間にか「責任感」で
いっぱいになっていた自分に気づく。

先日、裏主治医には
「以前は先生っぽいエネルギーでしたけど
プロフェッショナルのエネルギーに変化しつつあるようですね」、
と言われた。
「責任感」でいっぱいのときは、
確かに先生だったかもしれない。

ただし「プロフェッショナル」には変人が多いらしいけれど(笑)

でももともと自分は舞台をやっていたので
そこに戻る感じに近いのかな、とも思う。


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2008-04-02 23:13 | 術後の心身の変化

端境期

術後、ほぼ4週間。

予後は初回の手術に比べ
圧倒的にいいが、
それでももちろん、
今まで通りというわけにはいかない。

人や場へのエネルギーにも敏感になっている。
感じすぎてしまうくらいに。
そしてなぜだか
今までやらなかったことを始めている自分がいる。

何かが変わろうとしている。
それへの不安も、少しある。
けれど、何かが背中を押してくれている感じもある。

2週間前、
あるヒーラーの方のセッションを受け、
なんだかすごいシンクロニシティと刺激をもらい、
来月に自分にとっては久しぶりの
ちょっとした冒険をすることにした。

決めたにもかかわらず。
みぞおちあたりがざわざわすることもあり、
何だよそれ!と思う。
まだ体力が回復しきってないことへの不安があると感じている。
でも決めたことを取り消そうとも思っていない。
そんな感じ。

人の多いところにも顔を出し始めたが、
人や場へのエネルギーには敏感なので
後から疲れを感じることも多い。
それでも自分から選んで動き始めているし、
疲れを感じつつも
そんなふうに少しずつ
日常生活との折り合いをつけている最中なんだなと思う。

そして何となく、
本格的に何かが動き始める直前の
「端境期」なのかな、と思った。


「変わるって、すげえ勇気がいる。
でも変わるからこそ新しい価値を手にすることができる」
とさっきキムタクがカップヌードルの
CMで言ってたっけ…

c0154672_23142754.gif

☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
[PR]
by holyqueen | 2008-03-31 18:19 | 術後の心身の変化

退院まで〜その3

10/29(月) 続き

いろいろ終わって、
病院の裏庭で、外の空気を吸う。

隣はビオトープや緑を意識して育てている公園で、
その向こうには大きな煙突が立っている。

晴れ渡った空はとても美しく、
気温も9月下旬の陽気、とかで暖かい。

友人にもらったi podを聴きながら
空を見ていたら、涙が出てきた。

あまりにも空が美しく、
聴いていた音楽も美しかったから。
そして明日で入院も終わり、
ということで感慨深くなっていたのだろうか。
なぜだかわからないけれど…

思わず、その気持ちを友人に宛てて
衝動的にメールする。

今でも忘れない光景。


10/30(火)

午前に退院手続き。
もう一度リハビリ室で指導を受けるが、
オーダーした運動療法の処方箋には
3行ほど、専門用語を手書きで書いたもののみ。
上肢伸展とか、そんなヤツ(笑)

思わず自分で絵を書き足しましたが…(苦笑)


夫が会社を休んで車を出してくれる。
家に着いて、
まず猫の顔を見て、
帰ってきたなあと思い…

でもその日の後のことは覚えていない。
きっと、ほっとしたんだろうなと思う。


いろいろな人がお見舞いにきてくれて
嬉しかったけれど、
あきらかに私の体調にも
「がん」という話題にも触れずに、
全く違うことをマニックになって話して帰る人もいた。

きっとその人にとっては
「がん」=近い死を連想させるもので
(まだまだ多くの人にとってそうだろうし、
私ももちろんそうだった)
それはとても「怖い」と感じることだったんだろうな、
と思う。


☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2008-02-19 22:43 | 全摘&1次再建
8月が忙しかったせいか、
入院日が決まったせいか、
9月はたびたび不調を感じたり、
ココロも揺れることが多かった。
夢見も活発になっていた。
この頃気になったのは、
「日食」を見る夢。

けれど、以前書いた夢の話の中で
春分と秋分の間だからね…という声が聞こえてきて
じゃあ秋分を過ぎたら少し楽になるのかな…とぼんやり思っていた。

裏主治医には
自分のガイドが替わるときなど、
そのエネルギーが身体になじむまでは
疲れることがある、と言われた。
いずれにしろそれも進化の過程であると。

入院前検査のあと、疲れ感満載で
今一億円をもらったとしても使い道が分からないだろうなあ…
などとぼーっとしながら考えていた。
買い物したい気持ちも、歩き回る好奇心も希薄。
どちらも大好きなことなのに。

秋分の日の前日はお彼岸の墓参り。
次の日起きて、久しぶりにスッキリしている感じがある。
その日の仕事も、ニュートラルに進められた感じがあった。

webで調べたら、
「日食」は変化の兆し、とあった。
一時的にでも、
「太陽」が隠れてしまうことなのだから、
なるほどなあと思う。

自分のココロも毎日お天気のように変わっていたが、
それ以外の何か大きな状況も
少しずつ変わってきているのかな、と思う。



☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2008-02-19 22:32 | 告知から手術まで
10月に入り、
入院日がリアルに近づいてくるにつれ、
家事でも仕事でもさくさく動けるようになる日が少しふえた。
悩まされてきた気力低下と無力感も減ってきたように思う。
入院までに片付けておかなければならないことが
具体的に見えてきたせいが大きい、と感じる。

一番気にかかっていたのは
どこまで誰に話しておくべきかということ。
気づくと奥歯を噛み締めるくせも復活していた。

やめる覚悟をし、一時期は減ったタバコも、
マックスの時よりは少ないけど、
また吸ってしまっている。
やはり忙しさに比例する感じ。
10月に入ってからは、
時の経つのがとても早い。

現実的に作業をこなしていながらも
手帳を紛失したりもした。
(結局机の下に置いていたゴミ箱から出てきた)
なんだか腑に落ちない感じがあったが、
やはりどこかでは現実から遊離していたのだろう。

バタバタしてはいたが、
ほぼこなすべきことはこなし、
入院の準備もして、
入院前日、
旧友と会う。
いろいろ話し、
笑い、泣き、
やはりオペを怖いと思っていることも感じられた。

帰ってから夫の発言にむっときて、怒り。
いつも言葉が足りないな、と思う。
もう一言足してくれれば違うのに、と。
いったん出たものはまたなかなか収まらず。

今振り返ると、
やはり不安でイライラをぶつけてしまったと思う。

☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪


[PR]
by holyqueen | 2008-02-19 22:32 | 全摘&1次再建