人気ブログランキング | 話題のタグを見る

乳がん治療と乳房再建、そしてこの病気からどんなギフトを得るのか?自分の体験を通して、病気とは人にとって何なのかを観察記録していきます。


by holyqueen
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

お役立ち?入院グッズ

これから入院を控えている方、
暑いところ大変ですね。

とはいえ、
病院は空調が効いているので
どうぞかえってカラダを冷やしませんよう。
靴下はマストアイテム!
…って、女性はみんなわかってると思うけれど。

さて、私が入院したときに
役に立ったものなどを書いてみます。
私の役に立ったからといって
すべての方のニーズに合う訳ではないですが。

初めての時は何もかも分からず、
(病室の調度備品も病院によって違うし)
ちょっと戸惑いました。

ここにも
書いたものもあるけれど
まずは定番の便利グッズとして
S字フック(ベッドサイドにひっかけるのに便利)
小さい手提げ(売店に行く時など)
ハンガー
紙コップ(お見舞いの方にお茶を出すときに。
このご時世に使い捨てはもったいないのだが、
食器洗いの手間を考えると仕方ない)
マイ箸、マイカップ(お見舞いの食べ物は時間外に食べるかも!)

などでしょうか。

それ以外としては
私の場合はこのようなものたちが。


1.アロマオイル(とアロマポット)

アロマポット持ち込みは個室なのでできたことでもあるが、
もし4人部屋でもアロマオイルは気分のすぐれないときなどにいいと思う。
ちなみに
ラベンダー→寝付きをよくしたい、リラックスしたい
ローズマリー→頭がすっきりさせたい
グレープフルーツ、オレンジ→明るい気分になりたい
などの効用があるので
ティッシュにしみ込ませてパジャマのポケットなどに入れておく。
または時々鼻の近くに持って行き、くんくん嗅ぐ(笑)
香りがあると、呼吸が深くなる。
呼吸が深くなるのは自律神経の安定につながる。
ただしオイルは100%ピュアな精油を選ぶこと。

オイルを焚いてしばらくすると鼻が慣れて忘れてしまうのだが
ナースが入ってくるたびに「わあ、いい匂い!何の香りですか?」と聞かれた。
ナースの癒しにもいいかも(笑)


2.お茶

私はさまざまなタイプのお茶が好きなので、
ハイビスカスやローズヒップなど、ハーブティーをゆっくり飲むことで
気分転換もできた。
家にいたときはこんなにゆっくりお茶を飲むことに専念しなかったよなあ、
としみじみ思ったのだった。典型的ながん患者…(笑)


3.音楽

入院中はテレビもほとんど見なかった。
そんな気分になれなかったし、
静かな病室にシャバのがさつな空気を持ち込むのもいやだったので(笑)

そして、イヤフォンで好きな音楽を聴いていた。
音楽は情動を刺激する。
辛い気持の時も、音楽が寄り添ってくれた。
自然に涙を流せることもあった。
親しい友人が音楽を選んでプレゼントしてくれたが、
それも自分のチョイスとは違い、なかなかいいものだった。


4.色鉛筆、ノートかスケッチブック

これは1回目の入院時にかなり役に立った。
術後の痛みも3〜4日目くらいからは楽になる。
頭痛で本を読む気力もなく、
何も考えたくない/考えられないとき
絵を描いた。
とはいえ、絵でなくてもいいのである。
好きな色の鉛筆で
ただノートに色を塗ったり、
ぐしゃぐしゃ円を描いてみたり、
絵ゴコロがなくても
色を塗る、という行為は気持をすっきりさせてくれる。
塗り絵をお見舞いにくれた粋な友人もいた。

私は自分の絵や、お見舞いの果物、
外にある大きなポプラの木などの絵を描いた。
絵を描き、それにコトバをつけてみる。
それにより、
自分の中に「希望」があることも見えた。

何も考えずに集中できること、
そして表現できることには
治療的効果があるのです。

また、お見舞いにきてくれた友人たちのゲストブックとしても使えた。


5.飾りモノ

ちょこちょこ細かい飾りモノが大好きなので…♪
また、殺風景な病室の中では
色の効果というものを強く感じるのであります。
1回目はちょうどハロウィンの時期で、
友人がオレンジ色(カボチャ色?)の丸いキャンドルを持ってきてくれたが、
とても元気になれるエネルギーを感じた。
お花はその代表ですね。
2回目からは、入院初日に自分で買って持って行った(笑)

冷静になりたい時はブルー系、
元気になりたい時はオレンジ・赤系、
落ち着きたい時はパープル系、
優しい気持になりたい時はピンク系など…

無意識的に選ぶ色は
今の自分に必要な色だったりもする。


読んでいただいた方の参考になるかどうかは分からないけれど、
ありとあらゆる手を使って
病室を快適に過ごして下さいね!
痛みや不安感から気をそらすことのできるものなら
なんでも使うべし!


手術の直後はきついかもしれないけれど、
痛みはかならず軽減します。
大丈夫!

…とダメ押しの呪文も書いておきます(笑)



☆☆☆☆☆☆☆

いつも読んでいただいてありがとうございます。
乳がんのこと、治療のことをもっと多くの方に知ってほしい!ので
ぽちっと押してね♪



にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
by holyqueen | 2008-07-22 18:40 | がん患者のケア、セルフケア